”耳鳴り治療ガイダンス”か引用した、「耳鳴り治療の推奨度とエビデンス分類」は、患者の意識からは大きく相違があります。私たち耳鳴りの患者の経験から、耳鼻科へ行くと、メチコバール、アデホスコーワなどをまず処方されるのが定番。

 

新しい年を迎えたので、耳鳴りについていろいろと見直してみようと思っています。

 

まずは、「耳鳴り治療」について。

”耳鳴り治療ガイダンス” から引用した、「耳鳴り治療の推奨度とエビデンス分類」は、私たち患者の意識とは大きく相違があります。

 

私たち耳鳴りの患者が耳鼻科へ行くと、メチコバール、アデホスコーワなどの薬をまず処方されるのが定番。

 

このガイダンス(下記の表)から見ると、”薬物療法”は、「エビデンスが弱く、行うことを弱く提案」の推奨度と記されています。

それは、”薬での治療” は、あまり期待できない治療と解釈されます。

昨年私も、年間を通して、多くの薬を服用しました。でも、ほとんど効果を感じることがなかったのが現実です。

多くの人たちも同様の反応だと思うのですが。

.......と言って、薬を飲む必要がないと言うことではありません。

その患者の症状によっては、かなり薬が有効な方もいるわけですから。

ただ、薬が耳鳴り治療にとって、”高度なエビデンスのある治療” ではないと言うことは理解しておくべきです。

 

 

 

 

では皆さん、「エビデンスが強く、行うことを強く推奨する」と言われる治療は受けましたか?

 

難聴の方は補聴器を付けてはいますが、耳鳴り治療としての ”補聴器” 利用の方は少ないようです。

 

認知行動療法” を試されましたか?

 

そして、「エビデンスが中程度、行うことを強く推奨する」の”耳鳴りの教育的カウンセリング” は受けましたか?

 

・・・多くの耳鼻科のクリニックでは、これらの ”エビデンスが強い治療” は提供されていないのが現実ではないでしょうか。

私も、2つのクリニック、大学病院の二人の先生に治療を受けましたが、検査は毎回するのに、ここで推奨されているエビデンスのある治療は一切受けませんでした。

 

今私は、耳鳴りのベテラン(?)になり多くの情報を収集してきました。何も知らない時期に受けた治療は、一体何だったのだろうと振り変えることが度々あります。

 

ただ、私は単なる素人。偉そなことを言う気は一切ありませんし、医師を尊敬しております。

医師は充分な医療を理解した上で、処置してくれていることに疑う気持ちではありません。

 

”耳鳴りが辛くて治したい一心" から、多くの情報を収集・理解しようと思って見つけた単体の情報でしか過ぎないのですが。

もし、私と同様に、上記のエビデンスに基づいた治療を受けたいと思えば、同様の主張をしている医師を選んで訪問することが良いかと思います。