最近の会報誌は、雑誌に近い気がします。
私が在団していた頃は、変形B5版の正方形でホチキス留め。紙の素材も今のようなツルツルではありませんでした。二つ折りにして、長形3号の封筒に入って配達されていました。だから、定形郵便物でしたね。
これ、月初になると楽屋にも置かれました。読んでくださいっていう感じ。けれど、入団後は、事務方も裏方もみんな会員にならねばならない決まりでして、、、自宅にも届くんだなー。流石に2つは必要無かったわ。

今日の話題は誕生日。
今でも同じように開催されているかは不明です。

さてさて、皆さんは、お勤め先で誕生日のお祝いってしていただきます?しないですよねえ。普通はそうだと思います。仲の良い同僚からお祝いを貰ったり、声をかけられたりはあるかもしれませんが、会社が会社の予算でお祝いしてくれることは、一般社員は無いと思います。
…社長ならあるかもしれないけれど。

それが、劇団ではお祝いしてくれるんですよ。誕生日会を開いて。毎年。

代表が3月生まれだった事に起因するらしいのですが、3月生まれの劇団員だけを集めた「弥生会」なる会があり、それは食事をしながらワイワイやる集まりだったんだとか。

その会があまりに楽しいので、3月生まれだけで独り占めするのが勿体ないのと、劇団が大きくなるにつれ、各部署の連携が必要な場面が目立つようになったので、親睦を深める意味とお祝いを兼ねて、各月で誕生日会を行うことにしたらしいです。
4月は「卯月会」8月は「葉月会」12月は「師走会」と名前がついていて、月に一回、毎月開催されます。
私も呼んでいただけましてね(当たり前だ)渋谷のオシャレなイタリア系のお店で開かれた会に参加することができました。残念ながら、全国公演で回っていたり、大阪や福岡の専用劇場での公演についていると参加できません。休演日や移動日にかかれば不可能では無いですが、限りなく不可能に近いです。私も色々あって、参加できたのは1度きりでした。

本当に役者も裏方も事務もごちゃ混ぜです。隣に座ったのが、次の公演で主役を張る方だ!とか、この間デビューしたばかりの可愛らしい女優さんだわ!ってこともアルわけです。

私の隣はダンスの上手な役者さんでした。バレエの話で盛り上がったのを覚えています。
当時、在籍されていたダンサーの中に同じバレエ教室の先輩がおられたので、そのお話もしました。後々、その先輩が私に気付いてくれたのも、多分誕生日会の話がキッカケです。
(それまでは、同じ公演に携わる機会が無かったので、挨拶することが出来てなかったんです)

その後、色々あって仕事場を変わることになるわけですが、多部署&他部署の連携をはかるには、仲良くなるのが一番だと実感することが多く、このお誕生日会システムは良いやり方だと今でも思っています。

グダグダに酔う、いわゆる飲みニケーションとは違うので、フランクに語れる会でございました。

こんなこぼれ話も、昔の会報誌には載っていたんですよ。最近、趣旨が変わったのが、全く見なくなりましたね。
時代は変わり、代表も劇団は引退されたので当たり前なのかもしれません。
ふと、懐かしく思い出します。

{A57F6537-8448-4781-A5CF-1E13C1CAD8AA}