20年前、、、一口に言いますが、昔話ですね。
劇団稽古場がある辺りの風景を思い出しながら書いています。
変わったんだろうな。

劇団の周りで、いくつか思い出す景色があります。

現在ではかなり増設が進み、稽古場も数が増えたようです。グー◯ルのストリートビューで見ると分かるのですが、劇団は道を挟んで南北2つの大きな建物に分かれています。
私が在籍していた頃は、南側の建物しかありませんでした。フ◯ントム小屋の辺りの稽古場や搬入口ができた頃です。
北側の土地は、某金融会社の持ち物で、保養地みたいに使われていたと記憶しています。この南北を分けている道ですが、駐車禁止区域です。住宅地なので当たり前って言えば当たり前。なんですが、俳優さんや偉い方の中には、車を所有されていて、それに乗ってくる方がおられます。当然、停める場所は無いので、路上駐車となります。 

裏方の仕事の中には、広い場所で作業したいこともあり、天気の良い日は、道路を利用して仕事をする事もありました。(照明だと、新しいケーブルを自作する時に道路を使ってました。だって、専用劇場で使うので、20メートルとか30メートルの長さのケーブルが複数必要だったんですもの)
私達がケーブルドラムからケーブルを切り取って、圧着端子をつけてコネクタに挟んでいると、俳優さんに声をかけられます。
「お巡りさん来たら、車動かしてー」って。
で車の鍵を預かるわけです。裏方って意外と運転する機会のある仕事なので、大抵運転免許を持っていますし、ペーパードライバーってことはありません。みんなで分散して、車を動かす(逃げる)ことがありました。
一番緊張したのは、劇団創立メンバーのお一人、(昨年お亡くなりになりましたが)Kさんの鍵を預かった時です。ご本人と同じく趣のある高級車に乗っておられました。有難いことに、この日はお巡りさんはお巡りして来ませんでしたが、終始ドキドキしていたことを思い出します。
最近は、駐車スペースを設けたのでしょうか?路上駐車は見当たらないようです。


この道路、保養地側は腰掛けられる高さの柵(ブロック塀)があり、ここに座って日向ぼっこをしながらお弁当を食べましたっけ。あの頃は日焼けなんて気にしてなかったなー。若かったのよね。