夏休み早々
小学生の息子が体調を崩した
喉が痛く寒気に襲われ
1日半ほど熱が出て
その後3日ほど
咳と鼻水が続いた
その程度で終わったので
夏風邪か？
と思っていた
が
息子の回復と入れ替わるように
私の体調が怪しくなってきた
喉が痛くなり
猛烈に体がダルくなり
熱を測るも
微熱程度
なのに体はダルい
この程度で
家事を休むわけにはいかず
バファリンを飲んで紛らし
誤魔化し誤魔化し
そのまま3日ほど
同じ症状を繰り返し
どんどん食欲減退していき
（体重は減ってくれたが……）
次第に
咳と鼻水が出て
ふと
気付いた
何を食べても
味が薄く感じたのだ
これって
新型コロナだったんだと
ニュースでやっている
第11波に巻き込まれたのだ
気付くの遅ー
その後
高校生の娘も
全く同じ症状になり
彼女の方が高熱が出たけどね
私より免疫力があるからね
互いに
何を食べても味が薄いよね
となり
検査せずとも
新型コロナだと理解した
しかし
息子には味覚障害が出なかったらしい
というより
普段から舌がボケてて
分からなかったのか？？？
3年前のクリスマスも
娘が発端で
家族中
新型コロナにかかった
そのときの方が
本当に
症状がひどく
私は
幻覚を見
体が猛烈にダルのに
寝ていられないほど
咳は3週間止まらず
何より
味覚障害がひどかった
回復してから
娘と話をしたのだが……
何を食べても
最初の強い味しか
分からなくなるのだ
甘いなら甘いだけ
塩辛いなら塩味のみ
苦いなら苦味だけ
しか分からない
本来
食べ物は咀嚼するごとに
味が変化していくもの
最初に感じた味と
後味に残るものは違うはず
その奥行きが分からなくなり
味が単調になる
全くもって
何を食べても美味しくない
これが味覚障害の症状だよね
娘と激しく同意し合った
この絶妙な感覚を共有し合えた安堵感
しかも
初めて 新型コロナにかかったときは
この症状が1カ月近く続き
絶望感に陥った
もしかしたら
一生食が楽しめなくなるかも
と
今回も
軽くその症状になったが
幸いにも
10日ほどで
味覚が戻ってきた
心底
ホッとしている
熱より咳より
一番辛い新型コロナの症状は
この味覚障害かもしれない
娘と私は
そう考えている
食は生きる源だからね