山田孝之主演の映画「ステップ」を見ました。
これは、妻を亡くして男手一つで娘を育てていく物語で、細かな設定は異なるもののほぼ私の生活をなぞるものではないかと思い、見に行きました。

結果、色々と考えてしまいました。

特に最後の方で、病に倒れてもう先も長くない義父に娘が「死なないで!」と泣きじゃくるシーン。

我が家は、平日の娘達の面倒を見てくれているのは、義母です。娘達にとっては母親替わりなのですが、小5になる長女まで抱っこ抱っこと甘えまくります。
母親がいない寂しさをばぁばの抱っこで我慢しているのだと思い、抱っこの時は義母も私も甘えるだけ甘えさせています。

でも、義母も若くはありません。いずれ、亡くなる。

普通は一回しか経験しないような喪失を彼女らは二回も経験しなければならない。
それも、恐らく大人になる前に。

そんな辛さに彼女らは耐えられるのか、心配になりました。
辛い思いをした分、人に優しくなれると言いますが、それでもこれ以上辛い思いをしなくても良いんじゃないかと思います。
全然、娘達は優しく無いですが、これ以上辛い経験は必要ないです。