今年は私にとって忘れられない年になりました。

よく覚えていませんが、一昨年は、本当に楽しい年越しだったと思います。昨年は最後の大晦日かもしれないとは思いながら、希望も有りませんでしたが、元気に生きていましたからそれなりに紅白を見て良いだの悪いだの言いながら妻の叔母の家で年を越しました。

今年も同じように妻の叔母の家で年を越しています。同じように紅白を見ています。でも紅白のような番組は必ずその年を振り返るので、私には辛い番組となりました。
そんな気持ちで見ている人は、きっと少なくないでしょう。

今年より酷い年なんて私にはないでしょうが、新年がよい年になるのでしょうか。そもそも私にとってよい年とは何なのか。

妻の記憶が薄れ、悲しみが薄れる事なのか。でも、それは本当に良いこととは思えません。

となると、私にとって良い年というのは存在しない?
でも、妻の記憶を減らさないで時を過ごせられれば、辛くとも十分に良い年といえると思います。