最近特に考えることがあります。

それは、妻の死因(心肺停止の原因)です。死亡診断書には癌性髄膜炎と記載されています。でもそれは死因となった病名で、具体的な死因ではないと思っています。

何を考えているかと言うと、ガンが脳幹なり、小脳を既に侵していて、生理的な機能が停止して死んだのか。
それとも、何らかの原因で心肺機能が停止し、脳幹、小脳が損傷したのか。

心肺停止したときに先生に尋ねたのは、痰がからんで、呼吸が止まったのではないかということです。
私は、その時妻から1mも離れていない所で寝ていた。しかも痰がからんでいることに気付いていた。
先生は私の質問の意図を分かっていましたが、慰めるためではなく、合理的な説明をして否定してくれました。

でも、今思うのは、原因が痰ではなかったですが、心肺停止にもう少し早く気が付いていたらどうだったのかということです。
脳幹、小脳が損傷したのが先なのか、心肺停止が先なのか。

更に思うのは、心肺停止になる前に、もしかしたら、妻は「苦しいよ、辛いよ、側にいてよ」と声にならない訴えを出していたかも知れない。結果は同じになったかも知れませんが、手を握っていてやれなかった事が本当に悔やまれます。