ぼくはね

ゆきちゃんが すきなの

ゆきちゃんもね

ぼくがすきなんだよね

だからね

ぼくは ゆきちゃんと けっこんするの



幼い頃に交した約束

君は覚えているだろうか

幼いながらも

そこには確かに恋心があったのだ

今でも君に憧れているよなんて

そんなこと言ったら君は驚くかな

それとも君は笑いとばすかな


今も昔も変わらない

君のきれいな声

暖かい笑顔

その 優しい口調


君が言ったこと

僕は覚えているよ



うれしいっ やくそくだよ



幼い約束なんて

もう無効だろうか


僕の変わらない恋心は

君以外に捧げる人なんて

とうてい見つけられないのに

君が涙と共に

最後に僕に贈ってくれた言葉

「ありがとう」


さよならのときにも

君は ただ

僕の幸せだけを

願ってくれていたんだね


そんな君の心も知らず

僕は そっぽをむいていた


君のいない空虚な日々に

君だけを思って

僕もようやく気付いたよ


だから

僕も君に贈る

君だけに贈る

最後の言葉を

「ありがとう」


涙が頬をつたって

静かに床に落ちた

僕の心は誰にも囚われないのさ!

だって僕は空を流れる雲だから

雲をその手で掴むことはできないだろう?

同じように誰か僕をつかまえようとしたって

僕はするりとその掌から逃げ出してしまうのさ!

だから君にも僕はつかまえられないよ

けれど一緒に雲になることはできるんだ

さあ

一緒に駆け抜けて行こうよ

いつ

はじまったのか

それさえ

わからない


ただ

気付いたら

落ちていたのだ


君の真っ直ぐな眼差しに

君の軽やかな声に

人知れず

静かに狂わせられる僕がいる


ただ

気付いたら

落ちていたのだ


本当に

それだけなんだ

いったい

いくつ

なぜ を

繰り返せば

私は満足するんだろう


そうして

また

私は鉛筆を持つのだ

いま

この瞬間

そのときが

はじまりのとき


誰にも

私を縛ることなんてできない


だから

今から

はじめるんだ

新しいコトを!