目に とびこんできた

さくら色に

不思議な記憶が

よみがえる





この地の桜で 思い出す

あの方と誓った

かつての日々


この地の桜で 溢れくる

あの方から教わった

かつての言葉


すでに この地には

あの方はおらず

独りで歩む 桜道


しかし 心の奥底に

刻まれたるは

あの方の

深くて優しい 響きかな


遥かに遠く

古(いにしえ)の

契りは いまも

確かなり





はた と 我にかえり

もの言わぬ桜の下を

ただ 通り過ぎた






その瞳の 純粋を

その声音の 純粋を

その言葉の 純粋を

その志の 純粋を

その 魂からの 純粋を


いつまでも

いつまでも

忘れぬように

忘れぬように


その 純粋を

その 魂からの 純粋を






今日は

エイプリルフール

だけど


この気持ちは

嘘じゃない

まやかしじゃない


この涙は

嘘じゃない

まやかしじゃない


今日は

エイプリルフール

だけど


この悔しさに

嘘はない






バレンタインの記念に

君がくれた リング


僕は リングを

付けないタイプだけれど

君の気持ちが 嬉しくて

喜んで 指を差し出した


君が はめてくれた

シンプルな リング


恥ずかしいけれど

なぜか 嬉しい

君からの リング


僕は リングの手で

君の手を かたく握った


僕の この喜びが

君に 必ず

伝わると信じて






限りなく 清らかな

ひととき


どこまでも あたたかい

小部屋


こだわりのない

素直な 涙が

深く 優しく どこまでも

私を 癒しゆく


聖なる夜に

ああ

私は 全てを委ねよう


奇跡が 軽やかに

私を 包み込もうと

見つめてくれているとは

全く 知らず


私は 聖夜に

祈りを捧げる


静かに 静かに

祈りを捧げる






あなたが2000年も前に

全てを捧げて

生命を燃やし尽くしたから


2000年の時空をこえて

今の私がいるのだろう


奇跡の人に

メリークリスマス


あなたに

メリークリスマス


あなたが愛する

すべての人に

心からの

メリークリスマス






穏やかな陽射しに

爽やかな秋風


私の小さな部屋に

ゆったりと季節が流れくる


悩みも不安も

それなりに あるけれど


今は ただ

この優しい時間に

癒される


何にも 縛られず

何にも 煩わされず


ただ 季節を感じられる

ひとときの幸せ


秋の日の昼下がり

小さな部屋の

私だけの愉(たの)しみ






あなたと会った帰り道。

見上げれば、そこに月。


夜道を優しく照らす

無言の月。


私は足をとめ

ただ見上げる、月。


昼は騒がしい街も

しんと寝静まり

ただ私と月がある。


あなたと会えて

浮足立った私の心も

静かになれる、月。


見上げれば、月。

私と、月。

ただ静かに、月。





我にかえって

時間が流れ出す。


そそくさと、帰り道。

あなたを想う、帰り道。


そんな私の帰りを

後ろから静かに見守っている

今宵の月。





嬉しそうに手渡された

あなたの結婚式の招待状


私は あなたのこと

とてもとても

大好きだったの


だからこそ

とびきりの笑顔で 受け取った

大切な招待状


良かったら 結婚式を

手伝ってくれないか と

遠慮がちな あなたの言葉


私で良ければ 喜んで

勢いよすぎる 私の声音



あなたが結婚すると

そう聞いてから

あなたと話す

機会がなかったね


私が どれだけ

涙に濡れたか

あなたは きっと

知らないと思う


そして それは

知られたくない

私の 哀れな秘密の秘密


今更 何の意味もない

私だけの 秘密の秘密


涙の過去は

もう今では 必要ないの


ただ 穏やかに

あなたに 伝えたい

「おめでとう」 と


あなたを大好きだった

私の過去の想い出は

私の宝物になっていくのかな


まだ 少し切なくて

まだ 少し痛々しいけど

それでも 私は大丈夫


あなたの幸せを

心から願える 今の私


あなたの結婚式を

真心で手伝える 今の私


ありがとう

そして

心から おめでとう


大好きだった あなた

そして これからも

大切な友だちの あなた


心から おめでとう

おめでとう


幸せになってね

おめでとう

私に 全てを

ぶつけてきてくれる


あなたの愛を

受け入れよう


あなたの想いを

信じよう


私も あなたに

全てを委(ゆだ)ねよう