黙祷のサイレンが鳴るまで
向き合えない日々が続きました。
日常がやってくればくるほど受け入れがたい報道ばかり。
私のふるさとは相変わらず一部をもがれたままのようで
何もできなくて苦しかった気がします。

去年の晩夏、SUPER野馬追・風とロックに行きました。
みんな泣いてた。諦めないって思ったんです。
何一つ不安のなくならない中で、
県下一斉の健康調査に記入する意欲は相変わらず湧きがたいのだけど。

サイレンが鳴った瞬間、
知らず手を組んで祈っていました。
わたしは無宗教ですが、カトリック系の幼稚園に通っていた名残だったのかも。
組んだ手に額を押し付けて、祈るばかり。
顔をあげたから、ちゃんと歩いていきます。
自分の足で。
ふくしまで。
そんなふうに、相変わらずに思う私がいます。