明治薬科大学のオープンキャンパスへ行って参りました!
こちらも「薬科」大とついているだけあり、単科大ですね。
学科はシンプルに「薬学科」と「生命創薬科学科」の2つのみ。
薬学科がカリキュラム6年間、薬剤師の育成を目指す学科。
生命創薬科学科が4年間、医療の発展に貢献できる薬のスペシャリストを育成する学科です。
アクセスは西武池袋線で「秋津」駅。
若しくはJR武蔵野線で「新秋津」駅。
駅からは徒歩ですが、若干歩く印象。
気候が良ければそこまで苦にはならない距離ですが、雨や夏の炎天下では辛い距離かもしれないですね。
駅に駐輪場があったので、自転車をそこにおいて駅からチャリで通うのもアリかな〜って思いながら向かいました。
これは校舎を見学していても総じて感じていたのですが、「最新」より「厳か」と言う印象が強い。
決して古いとは感じないのですが、1つ1つに歴史を感じさせる佇まいでした。
さて。
最初は大学の説明、学部の説明。
頂いたパンフレットを元に、大学の様子や雰囲気を説明頂きます。
おおまかなカリキュラムはどこも同じだと思うので割愛。
明治薬科大学の大きな特徴といえば、希望の就職進路に向けて大きく7つのコースが用意されていると言うことでしょうか。
・病院薬学コース
・地域医療コース
・臨床開発コース
・健康薬学コース
・伝統医療薬学コース
・薬学研究コース
・海外医療研修コース
薬剤師と一口で言っても就職先は様々。
調剤をするにも大学病院なのか街薬局なのか、
その選択によっても専門知識は異なります。
また、調剤を主としない職業ではMR、公務員、また海外へ飛び出していく方もいる。
その為に基礎をしっかり学んでから、自分の進路・興味・関心に沿って深く学問を追求出来るようにコース設定がされているとの事でした。
明治薬科大の国家試験合格率は91.9%!!!
(前回同様107回実績・新卒、厚生労働省の開示資料より)
こちらもとても高いので魅力的です。
また、オープンキャンパスのイベントという事で、現役大学生による座談会も行われました。
先生も言っていましたが、明治薬科大学の生徒さんは総じて真面目な印象。
国立を志望していたとおっしゃっていた生徒さんが4名中2名いらっしゃいました。
その辺にも所以があるのかもしれないですね。
非常に好青年が多い印象でした。
入試問題にも言及して頂き、
「明治薬科大の入試問題は発展的な内容を問うものより、いかに基本を見に付けているかを問われる問題が多かった。焦るかもしれないけれど、最後まで基本に忠実で居て下さい」
とアドバイスしていました。
ミニ講義は有機化学と薬について。
ソリブジン事件を例に挙げながら、薬を「風邪の薬」や「胃腸の薬」と認識しないで構造を理解していたら、この不幸な事件はなかったかもしれないと言っておられました。
その為にも薬剤師が構造理解すると言うこと、その薬剤師が医療や研究チームに加わる事がどれだけ大切かを理解出来るエピソードでした。
ここで全体説明は終了。
各自案内地図を頂いて自由に校舎内見学をするというものでした。
私達もちらほら回りましたが、やっぱりガイドさんが居ないと楽しさが半減します・苦笑。
前回の東邦大学で薬学部の施設について大まかな説明を受けていてよかったねと話しました。
おかげで院内薬局や、手洗い場、調剤(液薬、粉薬等)実習室なんかは眺めるだけで理解できました。
設備はどれも広く充実していました。
総じて明治薬科大学は院内薬局、実習室、全てにおいてとても広い印象を受けました。
多くの人が充実した設備で一度に実習出来るのかもしれません。
そこを利点と取るか、それとも少人数制で目の行き届く事に重点を置くほうが良いのか。
子供の特性の応じて考える必要があるかなと思いました。
さて。
こころはその後、薬学実習体験を申し込んでいました。
「薄層クロマトグラフィーを用いた解熱鎮痛剤の成分分析」
と言うテーマでした。
実験室は非常に広く、1つの机に1人の先生及び補助の生徒さんがついてくれ、3〜4人で実験。
めっちゃ手厚かったです・笑。
実験は簡単で、生徒さんに言わせれば「実験と呼んでいいかもわからない実験」と言っていましたが・笑。
学校では週3回、午後に実験が行われるとの事です。
手際よくテキパキ終えることが出来れば夕方には解散になるそうですが、
要領の悪いチームに来てしまうとその辺はやや苦戦するらしい・笑。
放課後の予定はなかなか入れられないかもしれないですね。
最後にこころの感想。
「★★★★☆」
評価ポイント
・国家試験合格率が高いのが良い
・施設の雰囲気が自分の好みに合っている
・生徒や先生の雰囲気が総じて良かった
懸念ポイント
・きちんと勉強出来るかどうか。
出来る子のサポートが充実している印象で、出来ない子へのフォローがどうなっているのか気になる。
(自分はそういうタイプだと思うので)