知人に勧められて読み始めた東野圭吾
「さまよう刃」は映画にもなってますね。

サスペンスは救いがなくて読んでいてツライ部分も多いのですが、
横山秀夫さんから始まった私のサスペンスブームは結構根強く残っている模様。


結構面白かったです。
面白いという表現が適切かどうかと聞かれるとかなり微妙ですが、
人の心の葛藤が丁寧に、かつ慎重に描かれているなぁと思いました。

主人公・長峰の狂気が一般市民が推し量って理解しえちゃう部分なんかは、
非常に苦しくなりました。

正義って本当、何なんですかね。



この「さまよう刃」のテーマは「子供」だと思うんですが、
もしも自分の子が大きな過ちを犯したら、
私ならどうするだろう?
ということを深く考えさせられました。

何をしていても、
また、何が出来なくても、
我が子は可愛いものです。
これは本当、痛い程理解出来てしまう感情です。

が、子は親の背を見て育つ生き物で、
親は子を正しいやり方で諭さなくちゃいけないのかとも思います。

子の犯した過ちを、素直に受け入れて、毅然として対象者に対処出来る親でありたいと切に思いました。
この辺、ちょっと「ナイチンゲールの沈黙」と被るかな。(私的に)



個人的な見解では、ラストは非常に悲しかったです。
大衆向けの物語的には妥当なトコに終結させてますが、
私は長峰の気持ちを叶えてあげたかったなぁ。。。
そしてそこまでとはいかなくても、
もう少し長峰の生き様を見ていたかったです。



最後に、
お話がどうのという問題ではなく、
どうして殺人事件の舞台になるのは足立区が多いんだ?!
コレ、ちょっと不服です。

治安が悪いから舞台になるのか、
舞台になるから治安が悪いのか。

ちぇ。