実を言えば、
私はこういうファンタジー系の物語は苦手である。

ハリポタも最初はてんで圏外だった。
でもあまりにも話題になっていたので、ネタにはなるだろー位の気持ちで読んでいた。


最初の賢者の石から秘密の部屋辺りは、もう、ホント義務で読んでいた。
完全なる二分論(善なグリンフィンドールと悪なスリザリン)に疑問を抱いていたし、
クディッチなんてシーカー以外必要なくね? とか思ってた。
(↑コレに関しちゃ今も思ってるけど・・・)

「お」って思い始めたのは3作目。
アズバガンの囚人。

この物語は前作2つからするとちょっと文調が変わる。
色々な布石が絡み付いてくる起点とも言えるんじゃないだろうか。


しかし、炎のゴブレットで予想通りの展開に戻り、ちょっと飽きる。
でもやっぱり一度読み進めたのだから・・・と気を取り直して読んでいく。
この炎のゴブレット以降ずっと上下巻になるのだが、
正直に言って上巻はどれも退屈。
下巻の中盤で怒涛の展開が待っているけれど、どうしてそこまで引っ張るの?!
と毎度思わされた。

これが海外作品というものなのか?!


残り「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」「死の秘法」で、物語は一気に精密に、緻密になっていく。
今まで楽観的に「悪いやつに打ち勝つハリー」的な想像しかしてなかったのだが、
実はそういう単純明快なものではないことにやっと今更気付く。


シリーズ全体を通して、最初の方と最後の方の作者の書き方が微妙に違うのが気になるけれど、
きっとこの10年間を通して、作者の文章力が格段にあがったことを垣間見せるものだと私は思った。
後半の世界観は、ちょっと唸る。

多分、最初からこんな物語展開を明確にビジョンできていたわけではなく、
物語が進むにつれて、物語自体が自分の進むべき収束を知っていたんじゃないかな。
と私は思った。



いや、面白かったよ。
最後の方はきっと、児童書なんて呼べないだろうけど笑。

個人的に好きな登場人物はフレッドとジョージ。
だから、私はあんな終わり方、ちょっと納得できないんだけどね。