ロード・ピストバイクへの『ベルハンマー』施工について
★★★★5一般投稿2016年3月10日
ロードバイク・ピストバイクへの施工について
はじめに、ベルハンマーを使用するポイントは
金属対金属の摩擦が発生する場所に使用する。
そのため、ブレーキ&シフトインナーワイヤーなど
金属対プラスチックへの塗布はNGである。
ベルハンマーを使用する場所は次の通りである。
① チェーン
② ハブ内部のベアリング及びフリーハブのラチェット部
③ BBベアリング
④ ペダルシャフトのベアリング
⑤ 変速機の可動部及びプーリーのベアリング
⑥ ブレーキの可動部
※ヘッドパーツのベアリングは走行スピードへ直接影響しないので
施工する必要性は感じない。
※セラミックベアリングでもステンレス鋼球のベアリングと同じように施工する。
施工方法と効果
① チェーン ロードバイクの場合
・ロードバイクは走行中のゴミを拾いやすいので粘性が低いスプレータイプを使用する。
・雨天時は原液オイルを併用する。
・最初の施工時に完全にチェーンを脱脂洗浄してから施工する。
・晴天時のサイクリングペースなら一度の塗布で約400kmは潤滑性能が持続する。
競技ペースだと200kmに一度の注油。
※可能ならば一回の走行毎。
効果=無音化・変速ショックの緩和・若干の変速スピード向上・駆動伝達率向上
① チェーン ピストバイクの場合
・ピストバイクは走行中のゴミの影響を受けにくい場所を走行するので、
チェーンを脱脂洗浄してスプレータイプで浸透させた後、原液タイプを使用していく。
・注油は適宜行う。
効果=無音化・回転抵抗の減少・駆動伝達率向上
② ハブ内部のベアリング及びフリーハブのラチェット部 ロード&ピストバイク一緒
・脱脂洗浄を行う。
・グレードの高いベアリング及びフリーハブラチェット部にはNO.0グリスを使用する。
・グレードの低いベアリングにはNO.2グリスを使用する。※ベアリング精度の理由により。
効果=回転抵抗の減少によるスピードUP(時速60kmを超えると約3~5km違う)
※違いは乗ってすぐに分かる。
フリーハブのラチェット部についてはメーカー特有のラチェット音が約半分近くにまで低減される。
③ BBベアリング ロード&ピストバイク一緒
・脱脂洗浄を行う。
・グレードの高いベアリングにはNO.0を使用する。
・グレードの低いベアリングにはNO.2グリスを使用する。※ベアリング精度の理由により。
効果=回転抵抗の減少による回転効率UP※違いは乗ってすぐに分かる。
④ ペダルシャフトのベアリング ロード&ピストバイク一緒
・脱脂洗浄を行う。
・グレードの高いベアリングにはNO.0を使用する。
・グレードの低いベアリングにはNO.2グリスを使用する。※ベアリング精度の理由により。
効果=回転抵抗の減少による回転効率UP※違いは乗ってすぐに分かる。
⑤ 変速機の可動部及びプーリーのベアリング ロードバイクのみ
・脱脂洗浄を行う。
・変速機の可動部には浸透しやすいスプレータイプを使用する。
・プーリーのベアリング グレードの高いベアリングにはNO.0を使用する。
グレードの低いベアリングにはNO.2グリスを使用する。※ベアリング精度の理由により。
効果=変速レスポンスの向上・電動変速の場合はバッテリーの減りが若干遅くなる。
⑥ ブレーキの可動部 ロードバイクのみ
・脱脂洗浄を行う。
・ブレーキの可動部には浸透しやすいスプレータイプを使用する。
効果=ブレーキレバーの引きが軽くなる・ブレーキレスポンス向上
結論として①~⑥までの施工をすることで自転車は別物へと変化します。
施工した選手からは下りが怖い、今まで鳴っていたチェーンの音がしない、
変速ショックが少なくなった、走行音がロードノイズしかしないという声が聞かれます。
私自身も施工していますが、何といっても気落ち良いの一言です。
今まで様々な潤滑剤を試しましたがこのベルハンマーは全くの別物です。
・今後このベルハンマーがスポーツ用自転車の潤滑剤の定番になることが
予想されます。
・これはメンテナンスではなくチューニングです!
自転車で一番ベルハンマーの効果を実感できるのは
後輪のフリーハブのラチェット部になります。
ここにグリスと原液オイルを使用すると下りのスピードが著しく速くなります。
ですのでベルハンマーの使用実例として一番効果的なのは
「フリーハブのラチェット」と宣伝していくのが良いと思います。
・
・
【掲示板】
スズキ機工 ホ-ムページ
http://www.suzuki-kikoh.com/
Facebookベルハンマー商品レビュー
https://www.facebook.com/bell.hammer.review/
You tube ベルハンマー商品レビュー
https://www.youtube.com/channel/UCjKqJaAa0Q-Yi1KYDt-rtQg
工場備品のモノづくりカタログ『オレンジブック2018』