辛辣な言葉達が


容赦なく私という人間を


バラバラに解体していく


まるで


今まで積み上げたものが


意図も簡単に


紐解かれていくように


バラバラと落ちて


ドロドロと歪んでゆく



沼にはまると



それはそれは深く



一生抜け出せないのではないかという


恐怖に襲われる



でも


端から見ていると



それはそれは浅く低く


一歩踏み出せば簡単に抜け出せる沼なのに


内と外では


別世界に変わってしまう



私は


いつもその恐怖に負ける



被害妄想に陥ると


なかなか外の声が届かない人に


変わってしまう




そういう時は



あのおまじない



「しょうがない」と「大丈夫」



繰り返すうちに


あの恐ろしい言葉達は



何と私のことを何一つ知らない人の



偽物だらけの世界だったと気づく


抜けてしまえば滑稽で


何て可哀相な


言葉達、、、



どうかそんな言葉達が


成仏できますように