今日からできること :~おいしいコーヒーの真実~ | オーストラリアx日本3姉妹子育て&自分育て日記 ~自由に人生を楽しみたい~

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’頑張り屋長女’が摂食障害を克服し、オーストラリアで保育士→3女の母→在宅での仕事→大学生&通訳者になるまで。
そしてここからの、家族と自分の夢を叶える☆! 現在進行形の旅路を綴ります。
マルチリンガル子育て、異文化経験、心理学の話も登場☆

今日、友人主催のドキュメンタリー映画鑑賞会に行ってきました。

 

毎回違う映画を観て、

観たあとにディスカッションしたり話し合ったりするのですが、

 

今日の映画は鑑賞後のディスカッションが、

熱かった!!!

 

 

 

今日の映画は

「おいしいコーヒーの真実」

プレビュー

 

 

 

コーヒー

ダイニングテーブルに置かれたコーヒー

 

朝の一杯がないと1日が始まらない、

という方も多いかと思います。

私も、夫のように数時間おきに飲むというほどではありませんが、
(夫は軽くカフェイン中毒・・・最近少しずつ飲む量を減らしています)

1日1杯、特にランチ後は必ず欲しくなります。

(ついでに甘いものも・・・てへぺろ

 

 

コーヒーが美味しいカフェが多いと評判のオーストラリア

私はそもそもコーヒーを飲みだしたのが、

学生のときにオーストラリアに来てからだったので基準がこっちだったので知りませんでしたが、

オーストラリアのカフェで飲むコーヒーは本当に、

’ちゃんと’美味しいところが多いらしいですニコニコ

 

コーヒー中毒ではないはずの私も、

カフェに入ってあのコーヒーの良い匂いを嗅ぐと、

あらがえないものがあるコーヒーコーヒーコーヒー

 

お店で焙煎しているカフェもあって、

もうたまら~んラブラブラブラブチューチュー

焙煎されているコーヒー豆

 

 

でも、

あのコーヒーのコーヒー豆。

 

どこから来ているのか

考えたことはありますか?

 

 

トールサイズのコーヒー:1杯 330円(AU$4~4.5)。

コーヒー農家が手にする金額:3~9円。」(予告編より)

 

 

これ、

どう思われますか?

 

 

コーヒー豆選別所で1日中8時間働く人の賃金:1日あたり$0.5(50円)

 

コーヒー豆を袋からすくいとる手

 

大会社が世界中で利益を漁る一方、

ほとんどのコーヒー生産者たちが貧困にあえぎ、

子どもたちは飢餓に苦しんでいます。

 

エチオピアのコーヒー農家は、

コーヒー栽培では家族を養っていけないので、

それよりも値段が高く売れる、

違法マリファナに植え替えています。

 

好き好んでやっているわけではないのです。

でも、

そうでなければ自分の家族を見殺しにしてしまう・・・。

 

 

 

 

奇しくも(?)コーヒー好きが集まった上映会。

 

観終わってから片付けも子どもたちもそっちのけで、

普段飲むコーヒー以上に熱いディスカッション。

 

 

結局問題点は、

コーヒー農家と消費者の間にある、

コーヒーを買い上げて消費者に提供する企業が、

自分たちの利益をより大きくするために、

原料費を安く買いたたくこと

 

そして、その大企業に操られた購入国の政府が、

多くが発展途上国であるコーヒー生産国の要望を受け入れず、

買いたたきを黙認・推奨していること

 

建物に掲げられた星条旗

 

その一方で、

これらの先進国は、

発展途上国に対して’援助’として、

年間何万ドルもの国費を割いています。

 

でも、今日の映画の中で発展途上国の農協組合代表の方が言っていたのは、

 

「コーヒーの買い付け原価を2倍にしてくれるだけでいい(注:1杯3~9円の原価から、ですよ)、

もしくは我が国からのコーヒー豆の輸入量を現在の1%から2%に上げてくれるだけでいい。

そうしたら、今この国がもらっている補助の5倍のお金がこの国に与えられる」

 

施しをもらって日々を食いつなぐ状況では、何の解決にもならない。

人々も、それでは自分たちに誇りを持てないし、この国には未来は見えない。」

とも。

 

 

じゃあなぜ、政府はこれをしないのか?

 

 

それは政府の裏に、

政府の役人・高官を操る大企業がいるからです。

 

発展途上国に出す補助は国費=国民の税金

 

買付原価が上がると失う利益は、会社=大企業のトップのお金

 

 

これが、理由。

 

100ドル札の札束

 

 

ディスカッションでは、

これをどう解決できるのか?!

という話し合い。

 

 

生産者と消費者の間に搾取する企業が入るからいけない、

だから誰か信頼できる人が、

直接買い付けに行ってこっちで販売したらどう? 

という意見も出ましたが、

 

実際問題として’誰が’行くのかとか、

’どうやって’その豆を流通させるのかなど、

今すぐの解決にはなりません。

 

とりあえずできること、私が既にしていることは、

 

生産者・労働者から搾取して成り立っている大企業をボイコットすること

 

そして、

フェアトレードの商品を選んで買うこと

 

「フェアトレード認証製品を購入することは、開発途上国の生産者をサポートすることに繋がります。」

 

ただ一つ気を付けたいのが、

「フェアトレード」と書いてあっても、

’本当に’フェアトレードとは限らないということ。

 

認証マークがついているものなら、確かです。

↑このマークを探して!

 

 

私たちひとりひとりが、今すぐできること。

 

コーヒー生産国に豆の買い付けに行かなくても、

誰でも今日からできること。

 

 

 

大企業は、貧困にあえぐコーヒー農家の声は聞かなくても、

直接利益を生む購入者の声は、

聞くのです。

 

 

私たち一人一人が、店でフェアトレードのコーヒーを選ぶ。

 

普段行くカフェに、フェアトレードの豆を扱っているところを選ぶ。

 

 

それだけで、

今日から物事が変わり始めます。

 

 

本当に、買い物は投票なのです。

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