サリーのBe happy☆ -31ページ目

サリーのBe happy☆

旅行のことからコミュニケーションのこと、日々のつれづれなど、記録もかねて綴っています。

早明浦ダム湖のある土佐町。

 

ホテルの客室に、

土佐町に関する本や雑誌やパンプレットがありました。

 

そこには、日本の原風景があり、

そこで暮らす人々の

あたたかい人と人とのつながり、

心と心のつながりがありました。

 

厳しい自然を生き抜く知恵と恵みが、

代々受け継がれていました。

 

その魅力に釘付けになってしまい、

一気に目を通しました。

「住民一人ひとりが主役のまち」

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いい町だからでしょう。

都会から移住した若者たちがたくさんいました。

 

なかでも、このご家族に引きつけられました。

 

チェックアウトの時、

フロント脇で販売していたのを見つけ、購入しました。

 

このご家族は、千葉から移住してこられ、

「笹のいえ」と地域の人が呼ぶ古民家で、

古き良き時代の生活様式を取り入れて暮らし、

農業を中心に、子どものキャンプや宿泊、料理教室などを行っているようです。

 

雑誌「とさちょうものがたり」編集者のことば

 

「笹のいえ」ご主人

 

笹の夏休み(前半)

 

 

笹の夏休み(後半)

 

 

素敵な夏休み!

こんな夏休みを過ごしてみたかった。

 

 

 

 



 

 

 

 

早明浦ダム湖が、土佐町というまちにあることも知らずに訪れました。

そして、来る前は、山間の辺鄙なド田舎だろうと思っていました。

 

ところがところが、

そこには、

都会暮らしでは忘れてしまった宝物がいっぱいありました。

 

もしかしたら、

古きよきものと新しいよきものとのハイブリッドで、

これから向かう未来の本質を孕んだ形なのかもしれません。

 

何といっても、

都会からの若者の移住者が増えてるのがその指標。

 

私の実家のまちは、わずかな移住者がいても、

リタイア組の老人が多いですから。

 

 

「とさちょうものがたり 03」の

最後のページに、土佐町に移住された方の文章がありました。

心に響いたところをシェアします。


ある日、洋介さん(ご主人)こんなことを話してくれた。

ある夏の台風の日のこと、

山水を上まで引くパイプが詰まって

笹のいえの水が止まってしまった。

こんなこともあろうかと

台風が来る前に五右衛門ぶろに水を貯め、

水をたっぷり入れたタンクを用意していたので、

まぁいいかと家の中でのんびり映画を見ていたそうだ。

 

外は大雨が吹き荒れる中、がらがらっと戸が開く音がした。

そこには頭からすっぽり合羽を着た人が

ポタポタと雫を垂らしながら、

両手に水タンクを持って立っていた。

平石地区のその人は言った。

「水、止まっちゅうやろう?」

 

「自分たちの知らないところで、

 自分たちのことを考えてくれた人がいたことが 

 本当に嬉しかった」と洋介さんは言っていた。

 

あの人はどうしているだろう、

そう思ってその人が「普通」にしたことが、

誰かの心にあかりを灯すことがある。

 

「どうしてこんな田舎に来たが?」

「都会の方がよかったじゃろう?」

この地で暮らし始めてから、

私は今まで土佐町の人に何度この言葉を言われただろう。

都会と田舎のどちらがよいという話ではなく、

どうか知ってほしいと思う、

その「普通」に支えられている人がいるということを。

そして、その「普通」が実は特別なのだということを。

 

 

土地のエネルギーは、そこに住む人の心の現れ。

 

ホピでも、久高島でも、そう思いました。

 

 

つづく

 

 

ありがとうございます。