本日は、「水性ワックス(砂糖ベースの脱毛剤)」が水っぽくなったり白く結晶化して、うまく脱毛できなくなった時の対処方法を説明します。

 
砂糖成分の脱毛剤とは、一般的には「シュガーワックス」、ベレーザ・ブラジル製品は「ハニーワックス」でおなじみのワックス剤の事です
ほとんどの成分がお砂糖なので、気温や湿度の影響をすごく受けやすいことを知っておきましょう。
わかりやすい例を出すなら、キャンディー(飴)を長期で保存しておくと、開封していなくても、小分け袋の中で変形していたり、袋にくっついてなかなか取り出せなかったりしますよね。また、キャンディーを夏場、車の中に入れっぱなしにしておくと、ベタベタになっていたという経験をしたことがある方は多いと思います。
これは、砂糖が熱で柔らかくなり、空気中の水分を吸収してしまうことが原因です。
そして、その後、温度が常温になって飴の状態に戻ったとしても、砂糖が結晶化して他の成分と分離してしまい、もともとの味が損なわれます。
そういう訳ですので、ワックス剤を開封して、何度も使用しているうちに徐々に空気中の水分を吸収して、水っぽくなったり結晶化する場合があります。特に夏場、気温が高く、湿度の高い時期には、こうした事態になりやすいと覚えておきましょう。

 
では、ダレてしまったり結晶化したワックス剤は、もう使えないのでしょうか?

 
そんなことはありません。

 
もう一度熱を加えて、余分な水分を飛ばすことで、元の状態に戻すことが可能です。
確実に状態を改善するためには、ワックス剤を鍋に移して火にかけて1分ほど沸騰させるのがベストですが、そんなにダレていない場合には、ポットの温度を高温に設定して、1時間ほど置いておくと元の状態に戻ると思います。

 
せっかくの材料を捨ててしまうのは、もったいないので、脱毛サロン従事者は知っておきたいマメ知識です。