大変大変ご無沙汰しています。Keiです。
こんな放置状態ではきっとどなたも・・・・
と焦っていたらコメントいただいて、本当に恐縮です。
どうもありがとうございます。
ところで、知らない間に文字サイズの機能まで増えていたんですね・・・
あら、絵文字まで新しい・・
新しい仕事、始まりました。 3月27日月曜日。
で、前の職場を去るときは、平和そのものだったかといえば・・・・
表面的には平和でした。が。
会社を去る2日前に、私にとってはショッキングなことを知ってしまい、
はっきり言って泣きましたね。これには。
でも、その後、自分なりに色々考え、
おそらく自分の辿っている道はノーマルというか、これが私にとって
正しい進み具合なのだと思い直したのですが。
何があったかって言えば、まあこれってよくあることなんでしょうかね。
去年の初夏、ある日本人の女の子が入社してきたんですが、
ファッションの学校も出ていないし、ファッション業界も未経験。
でも、なぜか不思議なことに彼女のポジションはデザイナー。
つまり、タイトル上は私より上。
その時点で私は2年弱のファッションアシスタントバイヤーを日本で経験し、
その後NYにて、ファッションマーチャンダイジングとファッションデザインの
両学科を卒業し、その後 3年半にわたりNYでのファッションデザイニングの
経験が、一応あったわけです。
じゃ、どうやってノー・エキスペリエンスの人が会社に入れたかといえば、
それは、ま、よくある話でコネ。
トップ(マネージメント)のジャック(仮名)には長年のボーイフレンドがいて、
そのひとのアシスタントとして長い間一緒にインテリアの業界で働いていた
そうです。
インテリアにもううんざりして、何か変えたいと思ってファッションに入った
そうですが、まあ運悪くというか、かなりのひどいボスのもとにつくことに
なっちゃったんですね。
入った当初、彼女は何にもファッションのこととか、CADシステムのこととか
知らなかった。
そこで、私が彼女のトレイナー(要するにコーチみたいな人)になれって、
彼女のボスから言われたんですが、私にとってはとんでもない話というか、
その当時アシスタントデザイナーをやっていた私は、忙しい上に、まあ安月給、
そしてなにより、何でアシスタントデザイナーがデザイナーのトレイナーに
なるのだ???と不可解極まりなかったわけです。
エキストラワークだし。
当然、反論しました。
会社には正式なトレーナーがいるんだし、
ちゃんとその人から正式にトレーニングを受けた人のみ私は喜んでヘルプ
するが、私がトレーナーとして彼女を教えることは間違っていると。
まあ、それはもう古い話だけどね。
結局私が会社を去る前に何を知ったかというと、
彼女の給料の額です。
昨年、昇進によって30%サラリーがUPして喜んでいた私ですが、
蓋を開けてみれば、その彼女のサラリーは、私の30%UPしたサラリーと同等、
もしくは、もっと多く貰っていたわけです。
それはやはりショックでした。
だって、彼女のトレイナーになれといわれた時点で、
サラリーも相当下だったと分かったわけですから。
彼女より何年も経験があってもね。
「彼女をあなたのアシスタントのように使っていいのよ。」
何度上からこう言われたことか。
「どうしてあなた、彼女を使おうとしないの!!
それで仕事が手一杯だと言うなんて。」
これも何度か言われた。
私のアシスタントのように・・・・???
なんか間違ってないか?
少なくとも、サラリーがそこまで違っていたとは思いもしなかった。
何の経験もない、前働いていた業界にうんざりした人がキャリアを
スタートオーバーさせて、なぜ全て上なの???
ってずっと頭の中がぐるぐるしてた。
おまけに、
「こんなにファッション業界のサラリーが安いなんて想像しなかった」
とまで彼女に言われてしまう始末・・・・。
がくーん
なぜ彼女の給料の額を知ったかといえば、やめる2日前、彼女から
相談を受けたから。
この先どうしたらいいかって・・・。
ファッションはこの先もうやるつもりないと言われて、
私は余計ショックだった。
じゃあ、何でいるの?
ファッションはやりたくないけれど、布地の織り方などについては
もっと知りたい、でも仕事を通して学べないから悩んでいる、
とぼやいた彼女に、
「エキストラの時間を使って自分で知ろうとしない限り学べないと
思うけど。誰か教えてくれるなんて期待しないほうがいいよ。
私も、ジェイも、みんなそうやって夜遅く残ったり、週末を割いて、
自分で布地やCADについて勉強してきたのだから。」
と思わず言ってしまった。
もうこの時点で私の手も体も震えていた。
「わたし、エキストラの時間を使ってまで学ぼうなんて考えていないの。
仕事の中で学びたいの。」
・・・・まあ、一理あるかもね。
仕事を通して学べるのが一番能率的だしね。
エキストラの時間を使わないと学べないという環境のほうがおかしい
のかも。
でも、やっぱり、私はこう思う。
いくら学べる環境にあっても、
エキストラの時間を割くつもりも無いという人に、
一体どれだけの情熱があって、
どれだけその環境から吸収できる意欲があるのかと。
それは彼女の人生。私は私の人生。
私は自分の人生に責任を持つべきだけれど、
彼女の人生にとやかく口を挟む権利も気もないし。
あとでマイクに言われたのは、
彼女はラッキーだっただけで、これは普通ではないんだよ、と。
わたしが、もし経験もなしにポーンと高いポジションで
高いサラリーをもらったとしたら・・・・?
やはりそれは私らしくないのかも。
今まで一つ一つ踏みしめて進んできたと思う。
私らしく学んできたし、いろいろもがいてきたし。
それで今の自分があるのだと。
サラリーは大切なものである。
それで数値的に評価されているって思うしね。
でもそれが全てじゃないのでしょう。
(ま、特に前の会社はほんと変だからね。私のケースに限らず。)
時にアンフェアで、アンバランスなことも、
残念なことに起きたりするけれど、
自分がどうやってここまでやってきたか、
どれほどのことをしてきたか、
それに自信を持っていれば、
こんなこと乗り越えていけるのではないか、
と今考えているところ。
やっぱりなんだかんだ言っても、
自分を納得させてポジティブにもっていくのって
なかなか業がいるからねー・・・
まあ、今、新しい職場で頭の中がスピンしていて、
あまりそんなことに頭が回っているヒマがないというのが事実だけど、
でも、今なんとなくこうやって頭の整理している感じ。
これで忘れよう、自分はきちんと進んでいるのだ、と。
(同じようなレベルの人のサラリーは絶対知りたくない、ということも。
教訓だよー)
ということで、今度は新しい職場についてまとめてみたいです。