強引ライドシンバル。 | ENIAC MANIAC Ⅱ

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アメリカンビンテージが大好きです。

どうも。

 

ベルエアの車検の方はもう終わって車は戻って来ているのですが、その辺りはまた写真が仕上がって来てからお送りするとして今回はまたドラムネタ。

 

こちら・・・

 

 

以前このブログで紹介したビンテージドラムトレーニングセットに追加した16インチのクラッシュシンバルなのですが・・・

 

 

実はもう1枚、一回り大きな18インチのクラッシュシンバルも入手していたんですよ。

 

で、これ、本来はクラッシュシンバルなのですが、ライドシンバル代わりに使えないかな?と思った訳です。

 

でもこのシンバルを置こうとしても・・・

 

 

 

コレクション品がごちゃごちゃ置いてあったり写真撮影用ライトがあったりしてスタンドを置く場所が無いんですよ。

 

なので何かスタンドの代用をする物で何とか置けないかな?と家の中を探して見付けたのがこちら。

 

 

 

1930年代~1940年代製と思われるコダック製のビンテージ三脚です。

 

これ、コンパクトで脚が細いので何とか置いてある物の隙間をぬって置けないかなと試してみると・・・

 

 

何とか置けたので・・・

 

 

取り合えずシンバルを載せてみます。

 

 

何とか置けたのですが三脚そのままではカメラ取付用のスタッドボルトだけなのでちょっと出っ張りが少なすぎます。

 

 

そこで、模型に使おうと入手してあった8mmのプラスティックパイプを使ってアダプターを作ってみる事にします。

 

 

まずこのプラスティックパイプを1インチにカットし、アメリカ車の整備には欠かせないインチサイズのタップとダイスのセットを用意します。

 

 

三脚のカメラ取付けボルトのネジ山は 1/4-20 (ボルトの直径 1/4 インチでネジ山が1インチあたり20あると言う意味)なので、そのタップでパイプの内面にネジ山を切って行きます。

 

 

これでうまく取り付けられるパイプが出来ました。

 

 

その後は三脚とシンバルの間に敷くフェルトをカットして行く訳ですが、そこでちょっと前にebayで手に入れていた12インチの定規に1インチ刻みで穴が空いていたのでこれを利用して円を描く事にします。

 

 

こんな感じでセンターの穴にピンを挿して油性ペンでくるっと回転させれば半径1インチ刻みの円が描けます。

 

あとこの定規、CENTER FINDING RULE って書いてありますが真ん中が0で左右に振り分けた目盛りがあります。

 

これ、私はいつも物の真ん中がどこか探すのに普通の30cmの定規で15cmの所を基準にして左右で同じ長さになるように1cm、2cm・・・なんてややこしい事をしていたのですが、この定規を見て

 

「何や、最初っからそれ用の目盛りが付いた定規があるやん!」

 

と感動してそれ以来ずっとこの定規を便利に使っています。

 

 

話を元に戻しまして今回の三脚の土台部分の直径が大体 1 1/2 インチだったので、フェルトを2インチの円にカットして取り付けました。

 

 

そこに、ネジを切ったプラスティックパイプの端を丸く削って黒く塗った物を取り付けてアダプターの完成です。

 

 

これで叩いているうちにずり落ちて来るなんて事は無いと思います。

 

 

それにしても改めて見直してみるとビンテージ三脚の上にシンバルが乗った姿は何ともシュール(笑)

 

 

こちらにもいつものようにエバンス製のシンバルミュートを取り付けます。

 

 

これで強引ライドシンバル追加完了です。

 

しかし本当に狭いスペースにゴチャっと置いてありますが、なんかここに座ると落ち着くんですよね。

 

で、ですよ、何で急にライドシンバルを追加したくなったのかと言いますと、ジャズドラマー

大坂昌彦さんのドラムがめちゃくちゃ格好良いのでよくYouTubeの動画を見ているのですが、その中にこちら・・・

 

 

 

ジャズドラム、基本のキという動画があり、ジャズドラムの基本パターンを解説されていたのでちょっと叩いてみたくなったんですよ。

 

今まで3連系のハネたリズムでは例えば The Who の My Generation とか Rainbow の 

Long Live Rock'n'roll などのシャッフル系の曲は高校時代から好きでよく叩いていたのですが、動画で解説されているスイング系は全く叩いた事がありませんでしたから。

 

と言う訳で試しにやってみたのですが、右手のライドシンバルと右足のベースドラム、左足のハイハットシンバルまでは何とか出来たのですが問題は左手のスネアドラムで、2拍4拍とか一定のパターンならともかく曲のメロディーや他の楽器と合わせてアドリブで叩こうとすると一気に他が崩れます(泣)。

 

まぁ、初心者がすぐに出来る訳ありませんわな。

 

それにしても大坂昌彦さんのドラム、左手のレギュラーグリップの叩き方が実に多彩で

「スゲ~!」っていつも感動しながら見ています。必死に真似しようとするのですが、

「いや、出来ないって・・・」ていつも思います。

 

で、このスイング系のリズムを叩いてみたくなったのには他にも理由がありまして、私がカラオケに行った時の定番曲・・・

 

 

 

Bobby Darin の Mack the Knife、この曲に合わせられるんとちゃう?って思ったんですよ。

 

と言う訳で今の所この Mack the Knife に合わせて取り合えず基本パターンのスネア以外の部分が無意識に出来るようになるよう練習しています。

 

これが出来るようになったらこちら・・・

 

 

 

 

こちらも非常にお気に入りの曲、As Long As I'm Singing は同じパターンでテンポを速くしたら合わせられるんとちゃう?と思っているのですがかなり道は険しそうですね。

 

この曲のドラムも本当に格好良くて聴いていてテンションが上がります。

 

同じ基本パターンでも Mack the Knife はちょっと後ノリでどっしり落ち着いた感じ、

As Long As I'm Singing は前ノリで畳みかけてくる感じで随分違うので、その辺りも何とか合わせられたら楽しそうだなって思っています。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film