たかが22フレット、されど22フレット。Fender Jaguar | ENIAC MANIAC Ⅱ

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アメリカンビンテージが大好きです。

どうも、ギターは何本も持っているのにたまにしか弾かないから全然上達せず、最近はほぼギターコレクター状態になっているBelAir58がお送りします。

 

と言う訳で今回は久しぶりにギターネタです。

 

ストラトキャスターやテレキャスターを使っている人が必ずぶち当たるであろう問題が

 

「22フレットまで使われている曲を弾く時にどうするか?」

 

ではないでしょうか?

 

そんな場合は21フレットまででも弾けるようにアレンジするか、シレッと21フレットまででごまかして弾くか、すっぱり諦めるか・・・てな感じになってしまうと思います。

 

私もU.F.O.のRock BottomやJudas PriestのLiving at the midnightを練習しようとしたのですが、22フレットまで使われている事が分かり途中で挫折しました(泣)。

 

ただ、今でこそストラトキャスターメインで他はたまにしか使わない私ですが、ギターを始めた頃はストラト系、レスポール系で分類するならレスポール系になるアリアプロⅡの2ハムバッカーで22フレット仕様のギターを使っていて、後にギブソンレスポールも手に入れて持っていたんですよ。

周りが殆どストラト系のギターを使っていたので違うギターが欲しかったんですね。

それで主にローリングストーンズのコピーとかをやっていました。

 

で、それからハードロックを聴くようになってリッチーブラックモアのファンになり、Black Nightのトレモロアームグニョングニョンなブッ飛んだギターに衝撃を受けて

 

「トレモロアームの付いたギターが欲しい!」

 

とストラトキャスターを手に入れた訳ですが、それ以降は「何だ、ストラトの方が合ってるやん!」とずっとストラトキャスターがメインになりました。

 

音もレスポールのハムバッキングよりストラトキャスターのシングルコイルの方が好みだし、何と言ってもストラトキャスターは丈夫なのでアンプにこすり付けたり、ヘッドでアンプを突いてスプリングリバーブをグワッシャーン!と鳴らしたりなんて事が躊躇なく出来ますからね(笑)。

なのでアリアプロⅡもレスポールも全く使わなくなり手放しました。

 

とは言え、やっぱり22フレットまであるギターも要るよな・・・と以前このブログで紹介した

 

 

24フレットまである現行タイプのリッケンバッカー330や・・・

 

 

テレキャスターですが最近の仕様で22フレットまであるアメリカンスタンダードテレキャスターを手に入れたりしたのですが、やっぱりギターも車同様1970年代までしか興味が無く、どうも新しい仕様のギターは馴染めず手放したんですよね。

 

と言う訳で1970年代までのビンテージ又はビンテージ仕様で22フレットまであり、シングルコイルピックアップのギターは無いか・・・と考えてみるとピッタリなのがあったんですよ。

 

それがこちら。

 

 

フェンダージャガーです。

 

私が買ったのはアメリカンビンテージシリーズの1965年仕様です。1962年仕様と言うのもあります。

 

デザイン的にも以前から気に入っていて興味があったので思い切って手に入れてみました。

 

 

操作系はストラトキャスターとかなり違っていて、下に3つ並んでいるスイッチはネック側からフロントピックアップのON/OFF、リアピックアップのON/OFF、ローカットスイッチです。

ローカットスイッチはONにすると低音がカットされてシャリシャリした音質になります。

上側のスイッチはフロントピックアップのプリセットで、ONにするとあらかじめ設定しておいたトーンとボリュームに出来ます。

 

そしてこのギターの特徴がショートスケールだって事ですね。

 

通常のストラトキャスターは25.5インチスケールなのですが、ジャガーは24インチとかなり短くなっています。

なのでストラトキャスターから持ち替えると最初ちょっと戸惑います。それにスケールが短いと言う事は弦のテンションも低いので、いつもの感じでチョーキングすると音程が上がり過ぎたりします。

あと、トレモロアームもストラトキャスターのシンクロナイズドトレモロでは無くフローティングトレモロと言うタイプで効きはかなり緩やかなのでストラトキャスターみたいにギョワンギョワンかけるのはちょっと無理があります。

もっとも、ストラトキャスターのトレモロアームもギョワンギョワンかけるためにか作られてはいないと思いますが・・・

 

 

で、そのトレモロユニットからちょっとキーキー音が出ていたので外して注油しました。

 

シンクロナイズドトレモロと全く構造が違うのが分かると思います。

 

と、ここで本物のビンテージ、私と同い年の1968年製ジャガーを紹介した動画があったので貼っておきます。

 

 

 

ストラトキャスターとはまた違ったいい音でしょ?

 

本物の1968年製ジャガーなんて高くて買えないのでどうせ復刻するんだったら1965年じゃなくて1968年にして欲しかったところですが、要求がマニアック過ぎますね。

 

さて、このジャガーって言うか動画ではジャギュアーみたいな感じで発音していますがこの名前、勿論動物の名前ですがレオフェンダーはカーマニアだったらしく、動物では無く車のジャガーから取られたようです。

なのでマスタングも車の名前からですね。

 

そして2015年にこのブログで紹介したこのギター・・・

 

 

1965年発売でこれ自体は1968~1970年製のフェンダーマリブですが、マリブは元々地名です。

 

でもこの当時既にシボレーシェベルマリブと言う車があったので、或いはこれも車名がヒントになってるんじゃないかな?なんて思ったりもします。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film (1)~(5)

camera:Kodak Chevron + Kodak Portra 400 film (6)