先日、ライオネルのユニオンパシフィック鉄道のチャレンジャータイプ3985号を紹介しましたが、
「チャレンジャーがあるんだったらこれも持っておかないと・・・」
と、また超大型蒸気機関車を手に入れました。
それがこちら。
ユニオンパシフィック鉄道のビッグボーイ4014号です。実物は1941年の製造です。
やっぱりOゲージでアメリカ型の蒸気機関車をコレクションしているんだったらこれは絶対欲しくなりますよね。
キャブナンバーは色々モデル化されていますが、やはり去年無事動態復帰して現在走行可能な世界最大の蒸気機関車になった4014号ががいいよな・・・とこれにしました。
因みにこの4014号が動態復帰するまではチャレンジャー3985号が走行可能な世界最大の蒸気機関車でした。
こちらもチャレンジャー同様機能がそのまま形になっているだけだと思いますが、実に格好良いデザインをしていますね。流石アメリカンロコモーティブです。
こちらはチャレンジャーと同じシリーズなのですが2007年の発売とかなり新しいので各部のディテイルもチャレンジャーよりさらに細かくなっています。
テンダーも石炭パーツを外すとストーカーのスクリューコンベアが再現されています。
現在の4014号は石炭燃焼式では無く重油燃焼式になっていますから、これは当然現役当時の仕様って事になりますね。
最初の方の写真で煙突の上にカバーのような物が付いているのが分かると思いますが、これは煙の流れる方向をコントロールする為のフードで現車では折り畳めるようになっています。
模型では磁石で脱着出来るようになっていて、外すとフードを折り畳んだ状態のパーツが再現されています。
ビッグボーイとチャレンジャーのエンジンの大きさの比較はこんな感じ。
ビッグボーイは1941年、チャレンジャーは1943年の製造なのでビッグボーイの方が古いのですが、デザインはとても似ていてチャレンジャーはビッグボーイを小型化した感じですね。
テンダーは殆ど同じのようです。
さてこれ、目だった傷とかは無かったのですが手に入れた時は結構問題ありの個体でした。
まずはリア側のドライビングウイールのトラクションタイヤのゴムが無かったので予備のパーツを取り付けたのですが、何故かリア側のドライビングウイールのトラクションタイヤを取り付ける溝が一番前(写真では右手側が前です)の車輪にあります。
チャレンジャーの時はフロント側リア側共に一番後ろの車輪にトラクションタイヤのゴムが付いていたので変だな・・・と思いながら取り付けました。
これには後日談があるのでまた改めて紹介します。
それからテンダーのコールバンカー内部のブレースが1つ欠品だったので・・・
テンダーを分解して隣のブレースを外して複製して取り付けようとしたのですがどうも外れず・・・
仕方ないので付いたままの状態で隣のブレースを型取りして複製してみる事にしました。
付いたままの状態でも何とか複製出来たので・・・
透明なままでは形が分かりにくいので一旦黒く塗りリューターで成型しました。
そして成型が終わったら再度黒く塗って取り付けると・・・
ちょっと微妙ですがまぁ、言われないと分からないかな?と言う感じにはなりました。
それからライオネルのビッグボーイにはこんな感じで・・・
ユーザー取り付けのバルブハンドウイールがあるのですが、これも欠品でした。
なのでebayで補修用パーツは無いのか調べてみたのですが見当たりません。
まぁ、この辺りはライオネルに直接オーダーすれば手に入るとは思いますが、取りあえず何か代用出来るものを作ってみる事にしました。
そこで「これ、ええんちゃう?」と思ったのがこちら。
チャレンジャーに付いているハンドウイールです。
これを複製してみる事にしました。
と言う訳で早速試作開始です。
チャレンジャーのハンドウイールを型取りしたら・・・
UVレジンで複製します。
これもブレース同様透明なままでは形が分かり辛いので一旦赤く塗って成型したら・・・
割ピンをUVレジンで接着します。割ピンを元のネジ穴に差し込もうと言う魂胆です。
割ピンが付いたら再度ペイントをやり直します。
そして完成した物を取り付けたのがこちら。
う~ん微妙(笑)
他がかなりリアルなので穴も開いていないユルい造形がかなり気になります。
なので試作第二弾を作ってみる事にしたのですが長くなるので次回に続きます。
camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film