世紀末美術館の地下8階は、アール・ヌーヴォー芸術から始まります。
普通に見て美しい食器や家具が並んでいるので、クノップフに痛めつけられた心を少し和らげることが出来ます。
特に、ミュシャ作の女性像は、どこから見ても完璧で、素晴らしいなぁと思いました。
前回見た時は、まったく何の感動も覚えなかった女性像です。
同じものでも見るタイミングで感動が違ってくるのだなぁ、と同じ作品を複数回みることの楽しさを初めて知りました。
ちょっと東洋の雰囲気もあるテーブル。カエルがトンボを狙っており、この後どうなるのだろう?とドキドキする作品です。
オルタの家具にミュシャの《四季》
お金があったら、大きい屋敷など要らないから、こういったものを飾りたいな
さあ、絵画ゾーンにやってきましたよ!
《死の夫人》ギュスターヴ=アドルフ・モッサ 1908年作
モッサはフランス象徴主義の画家。私、この人知らなかったんですけど、メチャクチャ良いですね
見れば見るほど不気味な発見があり最高ですね
もっと他の作品も見たいと思わせる、すごい引力のある画家だと思いました。
ここから世紀末感全開で行きます。
左の男性はキリストに、右の女性の後光はドクロに見える、、、
このメデューサも怖いよ
こんなの家に飾りたくないでしょ
死神に魂抜かれるの図
ベルギー象徴主義の画家、ジャン・デルヴィルの《栄光の天使》。
完全にキマっちゃってる目
これもデルヴィルの《サタンの宝物》。
女性が川の様に流れている。ちょっと引きました
最後にもっとヤバいヤツ。
ベルギー象徴主義の画家、レオン・フレデリック男爵の三連画。
キッモッ
ヤベっ
変態っ
↑冗談です
天井に届くかと言うくらいの巨大絵画かつ三連画。
世紀末の不安や怖れが、絵に宿った様に感じられる作品がこれでもかと並んだ世紀末美術館。
そして、最後の最後に大迫力の三連画を見て、ホントにノックアウトされてしまいました
まだ古典美術館見れてないのに・・・