現在、ベルギー王立美術館で「Picasso & Abstraction」と称した企画展が開催中です。
パリのピカソ美術館とのコラボ企画だそうです。
「私は見たものでは無く、考えたものを描くのである。」 パブロ・ピカソ
現実を断片化し、色んな角度から見た姿を重ね合わせることで、物質が抽象になって行く???
「意味が少しは分かるかな?」と思い、観客参加型のラボがあったので、やってみました。
なんだか分からない写真が撮れただけで、意味は少しも分かりませんでした
日本人とは違ったベルギー人のセンスが面白い!
肝心の作品ですが、上の写真に代表される抽象画ばかり。
コラージュやペイントなどの技法で、
ギターを描いた作品がやたら沢山ありました。
音楽と言えば、マグリットも楽譜を描いたり、《Listening Room》ってタイトル付けたりしてる。
画家にとって、”音楽”とは何かを象徴する題材であるのかも知れませんね。
これはキッチンを描いたそうです。
キッチンを断片化し、色んな角度から見たものを重ねた姿なのか?
そして、見たものでは無く考えたものを描いたのがコレなのか?
どのような概念をここに描き表そうとしたのか?
所々、ベラスケスの《官女たち》のオマージュ作品を連想する箇所がありますけど、なぜでしょうか?
なぜ白黒なのか?
今の私には全然分かりません
私にもいつか理解出来る日が来るのかしら
でも、VTRを見て、ピカソやブラックら自身も試行錯誤の連続であった、と言う事が分かりました。
学芸員の方がしたり顔で、ピカソとブラックの類似性を説明していましたが、、、
心の中で「いや、こんなの誰がやっても、そこそこ似たようなものになるんじゃねぇ?」と思ったのは私だけだったでしょうか