公現祭は毎年1月6日のキリスト教のお祝い事です。
なぜ1月6日を祝うのかと言うと、その日に東方三博士が、誕生間もないイエス・キリストを訪問し礼拝した、と新約聖書に書かれているからです。
この東方三博士の来訪は、良く絵画の題材になりますし、クリスマスが近づくと教会にジオラマが設置されるので、ご存じの方も多いと思います。
ちなみに東方三博士は、いわゆる白人、黒人、黄色人種で表現され、イエス・キリストが全世界の王であることを意味しているそうです。すごいね
で、これはベルギー等、一部の国の独特の慣習だと思うのですが、この日に「ガレット・デ・ロア」と呼ばれるパイを食べます。
パイはどの店で買っても、ほぼほぼこの様な形をしており、シンプルで美味しいです。
中にフェーヴと呼ばれる小さな人形が入っており、切り分けられた自分のパイの中に、それが入っていたら幸運で、その子は王冠を被り祝福を受けます。
ベルギーでは保育園や小学校でもこのイベントが行われ、この日は王冠を被った生徒が、はにかみつつも誇らしそうに門を出て来るのがとても微笑ましいです
なので「ガレット・デ・ロワ(=王様のお菓子)」ということなんですね。
あと数日で日本に帰国する我々にとっては最後のガレット・デ・ロワ。
パン屋らしく、中に入っていたのはケーキの形をしたフェーヴ。
当てたのは、
私でした~
ほんと申し訳ない