引き続き、ブリュッセルのバンクシー美術館の感想です。

 

バンクシーの作品は、シリアスとユーモアが交ざり合っている点が面白いですよね。

 

以下、私が思わず笑ってしまった作品集です。

 

《Pulp Fiction》

 

これ、おもろいなぁ爆  笑

 

トラボルタとサミュエル・ジャクソンがバナナ持ってww

 

「僕たちおサルさん音譜」って。なにこれ!?

 

おサルさんと言えば、

 

 

「今は笑ってるがいい。いずれ我々が支配者になるだろう」

 

地球をわが物顔で支配している人類に対する警告のような作品。

 

バンクシーは人間の愚かさを揶揄する際におサルさんを使うことがあるようです。

 

そうすると、前の《Pulp Fiction》も、暴力や銃社会に対する批判の意味が込められているのかな?という感じです。

 

 

これはタイトル結構すごくて《Developed Parliament》と言います。

 

”進歩した議会”なので、やがて来るおサルさんが支配者となった社会を描いたのか?

 

ただ、罵り合っている様にも見えるし、鼻を摘まんだり、瓶を覗き込んでいるヤツもいたりして、割とカオスな雰囲気。

 

そうするとやはり、Brexitなどでカオスと化したイギリス議会を揶揄しているんだなと言う解釈が素直でしょう。

 

おサルさんものに続いて、巨匠オマージュものも笑ったよ爆  笑

 

 

これもう最高でしょグラサン

 

ミレーの落穂拾いの一番右の女性が絵から抜け出して一服してるww

 

《Show me the MONET》

 

これタイトル最高笑い泣き

 

トム・クルーズとレネ・ゼルウィガーの映画(邦題:ザ・エージェント)で黒人フットボーラーに煽られてトムが叫ぶやつ。

 

"Show me the MONEY!"ってダジャレかよ!

 

笑ってばかりいられないのは、これはゴミの廃棄問題と資本主義が密接に繋がっているって事。

 

「まぁ、そうだよねぇ」と思う。

 

ジヴェルニーにある、モネの日本橋と睡蓮の池が不法投棄スポットになったらたまんないもんね真顔

 

 

"Please Take Your Litter Home(ゴミは家に持ち帰ろう!)"ってことですねニコニコ

 

P.S.

バンクシーのユーモアって、エリザベス女王やチャーチルを、あからさまに揶揄してはいるんだけど、ヘイトでは無い(燃やして踏みつけるのはヘイトです)。センス良いなぁと思います。