あけましておめでとうございます。
帰国直前のホテル暮らしのため、ありものの材料で年末年始を過ごしております。
昨晩はミニキッチンで年越そばならぬ年越うどんを作りました。手製のお揚げが美味で、娘にも好評でした
元日の今朝は、フリーズドライの味噌汁に餅を沈めたお雑煮モドキを頂きました。意外とイケる。
さて、ウォーキング後半はカンブル大修道院へ向かいます。
ブリュッセル中心部は、かつて五角形の城壁に囲まれており、今もその名残があるのですが、カンブル大修道院は、その南南東に位置します。
遁世のためか、修道院は壁で囲まれております。
そのせいでか、城壁をくぐると、中はひっそりとした雰囲気。実際に、人一人いません。
バロック風の修道院に挟まれ佇む、ゴシック風のノートルダム・ドゥ・ラ・カンブル教会。
なぜ様式が異なるの?
16世紀の宗教戦争の際に修道院部分が壊され、17~18世紀になりバロック風に再建されたとか。
教会の中は、本当にひっそりとした、静寂に包まれた空間。
身廊の両サイドには、キリスト受難の様子が。
いばらを戴冠したキリストの絵も。
ひっそりとした空間に座り佇んでいると心が洗われるようです。
後ろ側のステンドグラスは、ここがノートルダム教会であることから察するに、マリアの戴冠を表わしているのかな?
クリスマスの時期ならではのキリスト降誕の飾りも良い雰囲気です。
教会を後にして、庭園を周り、修道院を見て行きます。
この修道院は、現在は、国立高等美術学校(通称ラ・カンブル)として使われている様です。
時々見られる真四角やら円やらのトピアリーが眼を楽しませてくれます。
ちなみに、この池は、ブリュッセルを南北に縦断するセンヌ川の支流にあたるMaelbeekという小川の源泉だそうです。
それにしても、ほとんど人に出会いません。
年の暮れに、必ずしも有名観光スポットとは言えない修道院に来る人もそういないのでしょうね。
お陰で静かにゆっくりと午後を過ごすことができました