オルタ美術館の周辺にはブリュッセルを代表するアール・ヌーヴォー建築が沢山あります。

 

散歩かたがた周囲を散策した中で、気になった建築を幾つか紹介します。

 

まず、私の本日の散歩コースから。

 

 

フラジェ広場を出発し、オルタ美術館経由でラ・カンブル修道院に行き、最寄りのバス停から帰って来る、という約5kmのウォーキング・コースです。

 

最初の目的地は、アール・ヌーヴォーの父、ヴィクトール・オルタの傑作と言われる、実業家ソルヴェイの家です。

 

 

なーんと、残念なことに、修復中でしたあせる

 

 

壁に貼られた資料から、内部はかなり壮麗な感じであることが分かります。

 

 

現物が見れなかったので、ソルヴェイ邸のホームページでバーチャルツアーを楽しみます。

 

 

これらの画像はそこから拝借。

 

 

バルセロナのモデルニスモ建築、カタルーニャ音楽堂に迫る美しさじゃないか!これはびっくり
 

モデルニスモは、カタルーニャ版アール・ヌーヴォーなのだから、当たり前かてへぺろ

 

それと、アール・ヌーヴォーの建築は外観を見るだけじゃあ良さが分からないのか、と今更ながら理解ショボーン

 

一切予約せずに、思い付きで散歩に来ている事を後悔しても遅すぎました。オルタ美術館も年明けまで予約できず。トホホ汗

 

 

次にやってきたのは、ソルヴェイ邸からほど近い、タッセル邸。

 

こちらもオルタの作品です。

 

 

意外と外観はシンプルですよね。

 

ただ、窓の大きさが均一でない点や、柱が上に行くに従って、細くなったり数が減ったりするプロポーションは、センスが良いなと思いましたニコニコ

 

 

あと、2階のステンドグラスは中から見たら、さぞかし綺麗でしょうね。

 

さて、オルタと並ぶアール・ヌーヴォーの建築家、ポール・アンカールの作品が立ち並ぶストリートにやって来ました。

 

 

こちらは、いかにもアール・ヌーヴォーの装飾といった感じの画家シャンベルラニのお宅。

 

 

丸い窓と言い、壁の装飾と言い、とってもおしゃれな感じですねニコニコ

 

 

右隣の画家のヤンセン邸と合わせて、アンカールの作品。

 

いずれも、とっても美しいファサードですね。

 

 

こちらはポール・アンカール本人の私邸。

 

玄関に建築士の筑紫健、もとい、"P.HANKAR architecte"と書いてますね。

 

 

右半分と左半分とで窓が互い違いになっていて面白い。

 

それにしても路駐の車が邪魔だなぁ。歴史的建造物の前は駐車禁止にする、と言う運動が起こるのも分かる。

 

余談ですが、ベルギーの住宅街の道の脇には、この様にびっちりと自家用車が路駐されています。欧州で電気自動車が普及するのには、この路駐問題を解決することが必須で、果たしてそれは現実的なのかなぁと思っています。(毎日停める場所も変わるし、一体どこで充電するの?)

 

 

こちらはガイドブックには載っていませんが、3階に1892年と描いてありますし、装飾も美しいので印象に残りました。1階は、お掃除サービスのオフィスみたいですねw

 

 

オルタの私邸、今はオルタ美術館。

 

オルタは内装を見逃すな!と学習した私。こちらは、年明けにちゃんと予約して内部見学をします。

 

 

こちらはジュール・ブリュンフォー作のアノン邸。なーんと、ここも修復作業中汗

 

 

”見たかったステンドグラスが、すべて覆い隠されている”という残念極まりない状況あせる

 

仕方ないのでWikiより画像を拝借。

 

 

吹き抜け部のポール・ボードアン作のフレスコ画が美しいです。

 

 

さて、ガイドブックに載っているアール・ヌーヴォー建築はここまでです。

 

あとはアノン邸からラ・カンブル修道院までの間で見た、印象に残った建築(もはやアール・ヌーヴォーかどうかも私には分からない汗)を紹介して終わりにします。

 

 

知恵の象徴フクロウの装飾。

 

 

屋根のひさしの下のお花の様な装飾が良いと思いました。

 

 

入口と窓のバランスや窓の間の装飾が良い。

 

 

お花、好きなんですねニコニコ

 

 

孔雀ですね。

 

 

これは窓枠がいいなー。

 

と、まぁこんな感じです。

 

面白い建築がたくさん見られた、楽しい散歩になりました。

 

皆様に素敵な新年が訪れますよう