こんばんは。
萩原朔太郎といえば…月に吠えるが有名ですね。
私は「蝶を夢む」が好き系だったりします。
その中から1つ。
空に飛び行く
かれは感情に飢ゑてゐる。
かれは風に凧をあげて行く舟のやうなものだ
かれを追いかけるな
かれにちかづいて媚をおくるな
かれを走らしめろ 遠く白い浪のしぶききの上にまで。
ああ かれのかへつてゆくところに健康がある。
まつ白な 大きな幸福の寝床がある。
私をはなれて住むときには
かれにはなんの煩わひがあろう!
私は私でここに止つてゐよう
まづしい女の子のやうに 海岸に出で貝でも拾つてゐよう
ねぢくれた松の木の幹でも眺めてゐよう
さうして灰色の砂丘に坐つてゐると
私は私のちひさな幸福に涙がながれる。
ああ かれをして遠く遠く沖の白浪の上にかへらしめろ
かれにはかれの幸福がある。
ああかくして、一羽の鳥は青空に飛び行くなり。
※ 萩原朔太郎 蝶を夢む 前篇
ところで。
ピグのお部屋に「ラテ」の差し入れがありました。
いつもありがとうございます♪
美味しく頂きましたm(__)m
うん、それでね、‘ラテ’かぁーって、考えたいたらある事を思い出しました。
それは、私の家で飼っていたセキセイインコ。
水色で所々青っぽかたり白っぽかったりしたので地球みたいって思い
「アース」か「テラ」か「ガイア」にしようってことで「テラ」に決定!
しゃべりはしなかったけど、手乗りで「テラ」って呼ぶと飛んできたりして。
ある日、父が手に乗せたまま寝てしまい、翌朝、気がつくと踏んでしまったらしく
死んでいたそうです。
まだ子供だった私は、泣いて怒り、しばらく口もきかなかったとの事。
「ラテ」で思い出したけどインコの「テラ」は
本物の地球の空に飛び立っていったのでしょうね。