さてさて、この中央広場には、高さ19mの「美しの泉」という黄金の塔が立っています。
写真がないので、これは絵葉書ですが、この塔には40体の彫像が飾られています。金色に輝くその姿は
とても目を引きます。
塔の周囲は2mくらいの高さの柵で囲まれていて、一定の距離までしか近づけません。
その柵のどこかに、継ぎ目のない「金色の輪」がはめこまれていて、これを3回、回転させる間に
願い事を唱え誰にも話さずにいれば願いが叶うと言われています。
ですので、とっても混雑しています。
私は、見つけはしましたが回すことは出来ませんでした。
広場は、たくさんの屋台やクリスマス飾り、要所を周ってくれる馬車など、色々なコンテンツで賑わっています。
ちょっこっと、小腹がへったので名物の「ニュルンベルガー・ソーセージ」と「ラドラー」を注文。
「ラドラー」は、自転車で荷物を運ぶドイツのメッセンジャーのことです。
彼らが日中流した汗 を補うために、普通のビールよりもアルコール度数の低いレモネードで割ったビールを
飲んでいた事が名前の由来です。平たく言えば「レモンビール」
さっぱりっとして、ほんのり甘さもありgood!
ザワークラウトと一緒に食べました。美味しかった~(*^_^*)
さらに、美しの泉の先の道を進みます。
だんだん道が上りになってきます。その先は小高い丘になっていて、そこに「カイザーブルク」があります。
ここは、ハインリヒ3世が築城し、500年以上にわたり神聖ローマ帝国の皇帝の居城として
使用されてきました。
城内は、見学ガイドツアーがあり二重の礼拝堂(騎士のためのものと、上部に皇帝専用のものがある)と
深さが60mもある皇帝の井戸などが見ものとなっています。
城といっても、1つの建物ではなくて、いくつかの建物から成り立っている感じです。
隣接する高さ30mの塔からは、旧市街の美しい景観が楽しめます!
城からは、来た道を戻るのではなくて、城を背に右側の下り坂の方へ行きます。
すると「画家デューラーの家」があります。
この道を真っすぐ下っていくと左側に「聖セーバルドゥス教会」さらに進むと右側に「おもちゃ博物館」
があります。この角を左に曲がり中央広場へ戻りました。
それから、中央駅へと戻り駅の西側にある「DB博物館」(交通博物館)へ。
「ニュルンベルク」はドイツで初めて、隣街のフュルトまで鉄道が敷かれた街なのです。
蒸気機関車第1号の「アドラー号」をはじめ「ルートビィヒ2世の御召列車」から「ICE」まで。
また、2階には運転席から見た映像シュミレーターやジオラマなんかの展示もあり
鉄道ファンにはたまらない内容となっています。
見どころ満載の「ニュルンベルク」は1日たっぷり時間をかけての街歩きをオススメします。
中世の魅力をたっぷり詰め込んだ、そこは「おもちゃ箱のような街」です。