バイエルン州第2の都市「ニュルンベルク」はヒトラーが最初のナチス党大会を開き
第二次世界大戦後はナチ戦犯に対する「ニュルンベルク裁判」が行われたことが有名です。
また、詩人ハンスザックスや画家デューラーの出身地でもあります。
ワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」などを思い浮かべる人も多いのでは。
では、旧市街のマルクトを目指していきましょー
ニュルンベルクは街を横切るように、真ん中にペグニッツ川が流れています。
旧市街の周囲には城壁が残っています。
中央駅は南側にあり、駅を背にして目の前の通りを渡り城壁の入り口ケーニヒ門を抜けていきます。
この門の隣には「職人広場」なるものがあり、小さな木組みの家屋が並び、アクセサリーや人形などを売る
お土産屋さん、レストランなどの店が集まっています。中世の雰囲気を楽しむことも出来ます。
ゆっくりみたい所ですが、先へ進みます。
ケーニヒ通りを進んで行くと、目の前には美しいバラ窓を持つ「聖ローレンツ教会」が見えてきます。
この教会は、北にある「聖ゼーバルドゥス教会」と双璧をなしていて、ニュルンベルクに住む人達は
川の南側を「ローレンツ地区」北側を「ゼーバルド地区」と呼んでいます。
さらに緩やかに下る道を真っすぐに進み、ペグニッツ川に架かる橋を渡ります。
ここの中州には、かつての救済院の建物であったハイリヒ・ガイスト・シュピタールが見えます。
現在はレストランとなっています。
通りには「クリストキント」の人形が飾られていたり、百貨店などの店舗もクリスマスの装飾が施されています。
東側には1361年建築のフランケン地方では最も古いホール式教会である「フラウエン教会」がみえます。
元々はカール4世がユダヤ人犠牲者の慰霊にために建てました。
正面の時計の下には、ほぼ等身大の人形を使った巨大なカラクリ時計があります。
この辺りには、クリスマスの屋台がたくさん並んでいます。
ニュルンベルクの特徴は「赤と白のシマシマ」です。
さらにここから、城壁の最も北側に建つ「カイザーブルク」をめざします。
その2へ続きます。