夜が好きです。
昼間は健全に見えていた景色が、何だか不穏な気配を漂わせ、明るい間は鳴りを潜めていた妖しげな存在が、静かに活動を始め出すような……そんな感覚に、なぜか子供の頃から強く惹かれるところがありました。
「100%健全な明るい世界」に、どこか居心地の悪さを感じてしまいます。
もちろんそのキラキラした眩しさが、魅力的なものであることは理解できるのではありますが。
それよりも夜の闇に紛れて蠢く、どこか物憂げで陰りを帯びた雰囲気の方に、不思議とシンパシーを覚えるのです。
いや、別にことさら悩んでいる訳でも、病んでいる訳でもありません。
これが僕の通常運転で、こんな辛気臭いことを日々考えながら、陰と陽のバランスやらそのギャップやらを、全力で楽しんでいるのであります。
