痛みや強張りが 出たとき、その部位に原因があるとは限りません。むしろ、ほかを整えることで痛みや強張りが解消することはよくあります。


 肩が凝っていると肩に湿布を貼りますよね。

 でも、それが万能でしょうか?


 例えば、仙腸関節(お尻の上の方)の片方がズレると、腰が引っ張られ、次は背中、そして肩も引っ張られます。

 こうして肩が凝ります。


 仙腸関節のズレが原因の場合は、この「引っ張られる」を解消すれば、肩凝りはなくなります。

 つまり、仙腸関節を整えればいいのです。

 この場合は、肩に湿布を貼っても効きません。


 また、首や肩、腰、股関節に影響するのが噛み合わせ部分です。


 寝ているとの歯ぎしりや物事に集中しているときの食いしばりで噛み合わせ部分の神経や筋肉が強張れば、あちこちに不具合が出ます。

 噛み合わせ部分を緩めると、肩凝りが軽減されることはよくあります。


 この噛み合わせ部分を緩めることがとても大切で、私は整体施術 のときに常に意識しています。 

 気になる方は、歯医者さんでマウスピーズを作ってもらうのも有効な対策だと思います。


 要は、体を部分部分ではなく、1つのつながったものとして全体的に見ることが重要なのです。


※写真は、私の施術の一コマ。腕の滞りを解消中です。道具を使って揉んだり押したり捻ったりしません。