第二次世界大戦の独ソ戦におけるスターリングラード攻防戦を描いた作品。
主人公は実在の人物ヴァシリ・ザイツェフ(演じるのはジュード・ロウ)。
元猟師の彼が配属されたスターリングラードはドイツの猛攻により
苛烈極まりない戦局状態。
その彼が抜群の腕でドイツ軍士官を次々に狙撃ししとめます。
それを目にした政治将校ダニロフは自身の立身出世の機会を得ると同時に
本物の英雄という輝かしく憧れる存在の男との誼も得ます。
ダニロフが党の機関誌の一面でとりあげた事で国家的英雄に祭り上げられる
ザイツェフ。その狙撃技術によりに次々に戦果を上げ
劣勢状態のソ連国内に勇気と希望があたえられますが、
彼の驚異的な狙撃能力に危機を抱いたドイツ軍も
本国から腕利きのスナイパーを呼び寄せて・・・
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主人公と政治将校の若い2人に結ばれる友情、
しかし彼らが共に愛情を寄せる1人の女性の出現により生まれる隙間風。
一度は決定的な決裂が生まれますが・・・
2人に愛される女性兵士を演じたのはレイチェル・ワイズ。
現在公開中の「ハムナプトラ」の第1&2作に出演していました。
重苦しく生と死の局限下にある市街地の戦闘。
そんな中2人のスナイパーの戦いはそれが嘘かのように
お互いしか見えないぴんと張り詰めた空気のまさしく決闘の様相。
ドイツ軍のスナイパーを演じたのはエド・ハリス。
自分の中では「ザ・ロック」で反乱を起こしながらも
理性を失わなかった将軍役が印象的な役者さん。
苛烈な戦闘を描いた戦争映画であると同時に
人間関係や狙撃手vs狙撃手という静かに流れる空気、
2時間を越す大作でしたが実に見ごたえがありました。