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社会問題から自分の思う所、本当は誰にでもある感情を探っていきます。



人生がときめく片づけの魔法/サンマーク出版

最近こういう本を読みました。
著者こんまりさんは、本の中で「部屋にあるいらないものを捨て、要るものを残したら、自分の本当に好きなものが見えてくる」と言っています。
こんまりさんのあるお客さんで、本棚を整理して、要らない本を捨て、要る本を残したら、介護に関する本ばかりが残り、自分の介護に対する興味を思い出したそうです。

部屋が汚いと、その中に埋もれて大事なものが見えなくなってしまいます。
私は机の上にものがたくさん置いてあると、お茶の入ったコップを間違えて倒して、水浸しにしてしまうことがよくあります。
机の上が綺麗で、そこにお茶の入ったコップが置いてあると、気をつけなくては!と意識するので、誤ってこかしてしまうことはまずありません。
部屋が散らかっていると物が埋もれやすいですよね

この本は面白かったです。
ameba blogもされているらしいです。http://ameblo.jp/konmari/
よかったらどうぞ。

さて、
養老孟司は、「自分探しなんていうけど、自分はそこにあるじゃないか」と言いました。探すまでもないだろう、ということですね。
私は昔、バカの壁 (新潮新書)/新潮社

を読んで、この言葉に出会い、すごく納得してしまいました。
確かに!探すとか言って、どこか遠くにあるかのように言っているけど、私はここにいる。

ではなぜ、自分探しという言葉を用いて、自己を、まるで自分から遠くにあるかのように表現しているのでしょうか。
これはやっぱり、自分を見失っているからなんですね。
ではなぜ見失うのか。


それは自分の気持ちに正直になっていなかったり、
自分に嘘をついたり、
自分の気持ちを疑ったり、
周りの意見に流されてゆくと迷子になります。

本当の自分の気持ちに蓋をすることで、自分が何者か分からなくなってしまうんですね。


私はこう思うんだけど、ああだから、こうだから、と要らないものを足していって、飾りが多くなりすぎて、大事なものが埋もれてしまい、見失ってしまうんです。
私はこっちの服の方が素敵だと思うけど、あっちの方が値段が高いからいいのかもしれない。こっちはノーブランドだし、、、意外と壊れやすかったりするのかも、、といった具合に。

こんまりさんの本に関する上記の記述を思い出して欲しいのですが、
家が散らかるのって、同じ原理だと思いませんか?

つまり、これ要らないけど、でもここの部分は後ほど使えるかもしれない。ここの部分を今切っちゃうと、後ほど必要になったときに、大きさが合わないと困るから、全部とっておこう。
自分の気持ちははっきりしています。要らない、と。でもいやまてよ、あとで必要になるんじゃないか、捨てたらもったいないかなぁ、と要らないものを足していって、自分が最初に感じた、要らない、という気持ちを疑ってしまっています。
そうすることの積み重ねで部屋は散らかっていき、自分の大事なものが埋もれていくのです。

こんまりさんはこの本の中で、自分が触ったときにその物にときめきを感じるかで物を捨てるように、と言います。
自分にとって大事なものを決める指標は自分でつくりましょう、という意味です。
こういったところも従来の片付けガイドブックとは異なります。
自分で大事なものを決めてください、と自分に考えさせるガイドブックってあんまりないですよね。
how to本の落とし穴って、自分で考えないところにあるんだと思います。
自分で決めないことってすごく不安になりませんか?
例えば片付けガイドブックで、片付けのhow toを著者の意見に従ってしていて、こういうものは捨てましょう、こういうものは残しましょうと、その通りに従ったとします。すると、著者が取り上げなかったもので、自分が持っているもの、捨てようかどうか迷っているものがでてきた時、これは果たして捨てていいものかどうか、と不安になりませんか?

そう、自分の中に指標がないと人は簡単に迷ってしまいます。
目印がないので、どこに行ったらいいかわからないんです。
霧の中にいる状態になってしまう。

だから、自分の指標をもつことは、自分がどうしたいかを知るためにすごく大事です。
自分に正直になること
自分の正直な気持ちを疑わないこと
周りの意見に流されすぎないこと
自分が納得いくまで考え続けること

この4つのことをしたら、自分探しなんて言わずに、自分のしたいことが分かります。

就職どうしようなんて思っている方、本当に自分に正直になれていますか?

親から言われたことや、先生からのアドバイスなんかに流されていませんか?
自分はこれがしたいけど、将来安定が欲しいから、私は女だから、と、要らないアクセサリーを自分の大事なものの周りに飾りたくっていませんか?
友達はもう就職決まったのに、自分はまだ決まっていないと、焦って、早く就職先を決めてしまおうと、本題をすり替えていませんか?

自分探しなんてしなくても、自分はそこにあります。
自分が何十年か生きてきた経験と知識がそこにあります。
自分が好きでずっとしてきたことがあります。
そのことを大切にしてください。
まず、自分に正直であること、ここから全て始まります。

自分はずっと趣味でやってきたから、プロの人程のスキルなんてない。と思うかもしれません。それではもう自分のことを疑っています。
周りの人と比べるから自分の得意不得意がわかるんですが、プロの人は自分より経験も知識も格段にあるので、そんな人と、最近まで学生だった自分を比べてはいけません。
自分のクラスメイトと自分を比べることで、自分の得意、不得意分野を考えてください。

クラスの中で一番絵が上手い。クラスの中でダンスを小さい頃からしているのは自分だけだ、僕は野球の選抜チームで活躍しているといった具合です。

誰でも始めたばかりの時はアマチュアなので、いきなりプロなんかと比べたらブが悪すぎるので、この方法をお勧めします。


自分探しをしている人もまずは自分の部屋を片付けて、いらないものを削ぎ落としてみてください。そこから見つけた大切なものを大事にしてください。
自分の生活がなんだかうまくいっていないと感じるかたも、こんまりさんの本を読んで、部屋を片付けて、部屋のダイエットに励んでみてください。


今回の記事と、過去に書いた記事とで関係性のあるものをリンクしておきますので、よかったらどうぞ。
ストレスをなくす方法


文末ですが、いつもいいね、ペタ等ありがとうございます。
実はすごく嬉しいです。
私もそちらのページにあそびに行かせてもらってます

ではでは
また