以前は、お正月がもっと特別だった。
クリスマスツリーを片付けたら、
いよいよだ、って感じで
いそいそとお正月飾りを用意したりした。
大晦日の夜は、
それはもう厳かな気持ちで(いつもの自分比)、
ちょっと緊張しながら
わくわくしながら
ゆく年くる年を見たりしていた。
お正月は、特別すごい日で、
他の日は、ふつうの日。平凡な日。
それが、いつの間にか
お正月もふつうに過ごしてることに気づく。
それは、
もう身体が無理できなくなったからかもしれない。
年が変わる瞬間の午前0時は
わくわくというより眠いし、
暴飲暴食なんてしたら、胃もたれしてもう無理。
身体が、非日常から離れていくのと引き換えに、
特定の日を特別扱いしないこと、
そして、
豪華なおせちを用意しないことへの罪悪感を手放した。
おせち料理の、
「作り置きして、お正月にちょいちょいつまむ」
ずぼらな部分だけ、ありがたく採用させていただいて。
お正月も、そうじゃない日も
同じように、大切な1日。
すべての日を対等に、フラットに扱えるようになったことが嬉しい。
それは身体が無理できなくなったせいだとしても、
自然と、自然な認識に導かれているようで、
嬉しい。

