置いていかないで


私を1人にしないで



びっくりした



夕方、ノートにひたすら浮かんだことを書いていたら、ふと出てきた 



置いていかないで



なんだろな

無心でノートを書いていると

意識していない言葉が出てくるから面白い


そして、その夜のお風呂


お風呂は

1人になれる安全地帯


身体を洗うだけじゃなくて

汚れた心をきれいにする場所


こどもたちが、泊まりに行って居なかったので

遠慮なく、想いにふけっていた


辛かったことを思い出し

顔をくしゃくしゃにして、泣いていた


でも、こうやって、

過去を思い出して泣くのって意味あるのかな

時間の無駄遣い


全然前に進まない


そうだ、労ってみるか


以前、上手くいって

味をしめていたので



私、辛かったね、と共感してみた

そしたら、



置いていかないで!

置いていかないで!

私を1人にしないで!



また出てきた

びっくりした


そして、さらに大泣きした


あぁ、やっと分かった

これが、今まで隠れていた私なのか


こういう、自分の本音っていうのは

幼いこどもに例えられるから

小1くらいの姿なのかと思ってたけど


出てきたのは、今の私

身体だけ、小さい私


体長10センチくらいの、

大人の私が泣きながら、大声で訴えていた


置いていかないで

1人にしないで、と


もうこんな人生は嫌

より良い人生にしたい

成長したい

才能を磨きたい

きれいになりたい


そうやってずっと先を見ていたけど

今ひとつ、前に進んだ気がしないのは


この、小さな私が引き止めていたからなのか

こういう気持ちに、気づかなかったからなのか


ごめん


そしたら、

身体の小さい私は、安心したようだった


少し落ち着いてから

いつものように

お風呂の鏡に向かって笑顔を作った


笑顔に自信がないから、毎日表情筋を動かす練習をしていたのだけど


この笑顔が

過去イチ可愛くて

これまた泣いた


すごく澄んだ瞳だった

こんなに無邪気で可愛い自分の笑顔を、初めて見た

もちろん自分比なのだけど


それ以降、私は

胸元に10センチの自分を抱えるようになった

ぬいぐるみのように


体長10センチの、大人の自分

見た目のイメージは、あんまり可愛くない

思ってたんと違う


この小さい私は、何も変わっていない

相変わらず怖がっているし

おどおどしている


けど、見つけられて、抱えられて

やっと居場所ができて、それだけは安心しているようだ


何の役にも立たない

けど大切な存在


出産してから

愛情ってこういうことか、と実感して

こどものことは無条件に愛してきたけど

こどもの気持ちは、全部大事にしてきたつもりだけど


自分には、それをしていなかったんだな


これから

この小さな私を、どうしよう


そして

労うって、共感って

何なんだろう


すごい力があるんだな

労っただけで、安心して声が出てきたもんな


置いていかないで

1人にしないでって


そしてめっちゃ簡単

お金もかからない

コスパ最強っぽい


しばらく、自分と他人を

労い、共感しまくる実験をしようと思う