『冬イチゴ』と呼んでいる
食べると酸っぱい野イチゴを見つけ
思わずかけ寄り、はいつくばって撮りました。
ここは、町中から少し離れた山あいの
小川の側にある小学校跡地。
豊かな自然と
心温かいご近所さんに恵まれた環境で
志ある方が、20年以上前から
幼児教育の場として小さな園を営んでいます。
人間の存在価値を無条件にみとめ、
育ちを邪魔せず
子どもたちが自分で判断して
行動していけるように
感覚を大切に、個性を尊重し生かし
「心」と「頭」と「身体」を
バランスよく育んでいくことを目指す。
思いを同じくする
スタッフや保護者といった
大人も学び続ける環境です。
この園が初期の頃、
私はスタッフとして、娘は園児として
活動に参加していました。
私は娘の卒園と同時に別の道へ進み
娘は昨年から社会人として自立。
ふと、懐かしくなって
休日に訪れてみたのでした。
あれから約20年経ち
当時学んだこと、目指していたものの価値が
今やっとわかってきたように思います。
あの頃の私は、
自分を受け入れられず責めて否定してばかり。
コチコチに凝り固まった固定観念にもとらわれてた。
だから、
心から他者を受け入れる、
尊重することができずに苦しんでたんだなぁ。
家族、仲間、関わりのあった方々
との関係性においても
残念なことがたくさんあったなぁと、振り返る。
もっと真剣に
もっと真面目に
もっと頑張って
生きてたらよかったのかな?
いやいや。
多分その時々で
自分なりに一生懸命生きてたんだと思う。
ただ、
『何を目的に?』『どう生きるか?』
を、定められずに生きてただけ。
どこかでいつも他者に依存して
自分の足で人生を歩いていなかっただけ。
「(そのうち)どうにかなるだろう」
「(自分では)どうしょうもない」
なんて、他力本願をやめて
「どうする?」
「どうすればやれる?」
と、自分に問いながら
自ら前に進もうとするなら
遠かれ近かれ、大なり小なり
何かしらの目的が見えてくるもの。
楽でも簡単でもないけど
同じ一生懸命生きるなら
人や環境に恵まれ、幸福度も高まる生き方の1つだと思います。