世界人口が増えても地球の重さは変わらない:
「さあ、靴を脱いでお上がりなさい。」
のぴ太とドヲエが遭難した山中で見つけた小さな山小屋。中には人の気配はないが、招く声はする。
数分おきに、 同じ台詞を同じ調子で。
ためらう二人。
覗くと、中は簡素で清潔感ある狭い和室。
違和感があった。
嫌な予感がした二人は山小屋を離れ、その後どうにか下山した。
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また別の日、山菜採りで先日と同じ山に入ったのぴ太とドヲエ。この前の山小屋が妙に気になって、立ち寄ってみた。
山小屋からは、もう声はしない。
小屋の中を覗くと、なにもない部屋の中央に靴がきれいに揃えて置いてある。
ドヲエ
「なるほどな、やっぱりここは靴を脱いでいく場所だったんだ、、」