半年弱かけてやっと見終わりました。
新作なので、放送を待ちながらだったので半年。見放題作品だったらすぐ見終わってた気がする笑
宮廷の諍い女ファンとして、脚本家の方が同じとう事で首を長くして放送を待っておりました。
同時代の作品の瓔珞(https://ameblo.jp/beilei-05/entry-12615997487.html)を見た後で、基本的な歴史を知ってたので、悲しい結末なのは承知で。。1話から素直に楽しめないというか、主人公が幸せな時も辛い時も、私は辛かったです。笑
でも裏を返すとそれくらい、この作品に夢中で心血を注いで見てました。
やっぱりこの作家さんは天才だなあと改めて感じました。私も主人公の如懿と一緒に一生を終えた気持ちです。笑 87話もあり、前半の細かいエピソードはあやふやなので書きませんが、総じての感想としてはとても奥深い作品です。人間関係がテーマなので、現代の私達に通じる事もありながら、宮廷なので現代のように上手くいかず理不尽な事も多くドラマチックに描かれていました。宮廷の諍い女の時にも書きましたが、こんなにも一人一人の役が作り込まれている時代劇は無いと思います。主人公に感情移入しやすいので、視聴中悲しくて寝れない事もあり、家族に見るの辞めた方が良いとまで言われたこともありました。笑
(もちろんそんな事出来るわけはないです)
宮廷の諍い女と比べて
話の構造は勿論似てるし、似てるエピソードもありますが、宮廷の諍い女程陰謀は少なく更に人間関係にフォーカスされています。
宮廷の諍い女の主人公甄嬛は、結果的に息子が皇帝となり、清朝1幸せな女性と言われる事もあるくらいのサクセスストーリーですが、こちらは日本版サブタイトルからも分かるように、事実上皇后を配されるという。。加えて、甄嬛は皇帝の事別に好きじゃなくて、愛したのは主人公と視聴者を裏切らない優しい皇子だったのですが、如懿は幼なじみの皇帝が好きなんですよね。(ご察しの通りです)
でも、この年月や宮廷によって変化していく皇帝の変化による2人の関係性の変化がこの作品の1番のカギなんですよね。。
余談ですが、皇帝の変貌ぶりに皇帝役のウォレスフォのSNSのコメント欄が大変なことになり、閉鎖まで追い込まれたそうです。(観てたら少しわかる気します😅)
だいたい主人公の相手なんて、期待を裏切らない非現実的な素敵なキャラクターじゃないですか。この皇帝は人間的で、今までに無い皇帝像でした。何回も言いますがそこが良いんですけどね笑
でもやっぱり、そういった非現実的なキャラクターを期待してしまいます😂
その点で言うと、ドロドロした宮廷生活を描く宮廷の諍い女は、主人公が恋に落ちる相手が非現実的な素敵なキャラクターでそのコントラストが、素晴らしかったんだと思います。
一応、如懿を慕うキャラクターもいるんですが、ちと弱かったし、それ以前に如懿は皇帝が好きなのでね。。
この作品のテーマの愛情があれば大切にし、なければ円満に別れるべきという蘭因恕果という言葉はぴったりだと思います。
最後になりましたが、総制作費96億円とい事もあり、画面はめちゃくちゃ品がある豪華さで、美しかったです。船のシーンもとても綺麗です。
キャストさんも豪華で、主人公役のジョウ・シュンさんの出演作品は恥ずかしながら、初めてだったのですが、とても演技がお上手でした。私は基本的にけっこうな大根役者くらいは分かっても演技の上手下手はよく分からないのですが、この方が演技派かのは十分伝わりました。表情の一つ一つが大袈裟では無いのにしっかり的を得ていて視聴者にしっかり伝わるんです。ウォレスフォはやっぱりかっこ良いですね~! チュンニンちゃんもお綺麗だし、嘉妃のシンジーレイさんもBLACKPINKのジェニちゃんにそっくりで、凄い好みの美しさでした。高貴妃のトンヤオさんのお顔もめっちゃ可愛い! やっぱり華流ドラマのビジュアルは凄いですね。
長くなりましたが、如懿伝は心から見てよかったと思える作品でした。程よく忘れた頃に見返したいと思います。