中国語天神校の生徒様から香港の有名な伝統菓子、老婆餅を頂きました。日本語で「老婆」というのはあまり言われたくないし、相手の人に言ったら失礼な言葉という印象ですが、中国語では「奥さん」の事を言います。「餅」は「お菓子、ケーキ」の意味です。

 

この老婆餅にはいくつかの由来がありますが、有名な話は、その昔とても愛し合う夫婦のもとに、病気がちな旦那さんがいました。治療費を払えず、やむをえなく妻は家を出て、奉公に出ました。奥さんがいない生活に旦那さんは意気消沈したのですが、どうにかお金を稼いで奥さんを取り戻したいと、お菓子作り始め、それを売ったところ大人気となり奥さんを無事取り戻すことができたそうです。そう、このお菓子の由来は、愛する奥さんを思いながら作ったものなのです!こんなに愛されている奥さんがうらやましいですね!

 

 

         

      

この餅の中の餡のことですが、日本の伝統的な和菓子は小豆や白豆で作るあんこが主ですが、香港の老婆餅の最大の特徴は、餡が砂糖漬け冬瓜ということです。日本人には冬瓜の餡は想像し難いのですが、生の冬瓜を使うのではなく、香港には冬瓜の砂糖漬けというものがあります(日本で言う甘納豆のようなものらしいです)。このままお茶請けとして食べることも出来ますし、スープに入れたり、デザートに入れて煮たりすることもあるそうです。なぜ冬瓜が使われているのかはわからなかったのですが、おそらく冬瓜は夏に育ち、秋に収穫され、冬まで保存が効くからではではないでしょうか。

 

香港以外にも中国大陸や台湾にもあるので、旅行で訪れた時にぜひ購入してみて下さい。

北京・ニーハオで中国語を学んで見たい方いつでもお問合せ下さい。お待ちしております。

 

 

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