先日、母と2人で北京旅行に行ってきました。


本来3泊4日のはずが、経由地である上海の濃霧により
飛行機が欠航になり、出発が一日遅れて2泊3日に。
「1日目の夜に到着、2日目は丸々遊んで3日目の早朝には帰る」
という超ハードスケジュールの中、残された時間で
なんとか北京を堪能しようと、私たちは朝から晩まで
北京市内を走り回りました。


2日目の夜は、今回の目玉のひとつである北京ダックと京劇鑑賞。

18時頃北京ダック専門店<全衆徳> に到着、19時頃食べ終わり、
少し歩いて<湖広会館> へ移動し19時半から20時40分まで
京劇鑑賞・・・の予定でした。


しかし、この日が金曜日だったことから北京市内の大渋滞に
巻き込まれ、<全衆徳>に辿り着いたのが18時40分。
それでもせっかく来たのだから、と店にはいったのですが、
混んでいてテーブルにつくまでに10分、一品目が出るまでに
20分待つことに。
そこからさらに10分待ってもダックが出てこず、「このままでは
タクシーを使っても京劇に間に合わない」と、ウェイトレスを
急かしてようやくダックが出てきたのが19時25分。
出てきた時点で泣きそうになりながら

「テイクアウト、可以ma?」と言いました・・。


葱と醤と共に紙パックで包まれた北京ダックは、

その日ホテルの冷蔵庫で冷やされ、丸一日経って福岡の

食卓に並びました。

私はその夜外食をしたのですが、帰宅後、私のために

残されていた北京ダックを見て愕然としました。


(北京ダックってこんなんだっけ・・・??)


本来、北京ダックとは、醤をつけた葱とダックをクレープのような

白い皮で巻いて食べるものだと私は思っていました。


しかし、そこには葱と一緒に何故かキュウリと水菜が盛られていました。

その下には、冷え切ったダック。隣にはししゃも。

クレープのはずの皮は、焼かれてチャパティー のようになっていました。

これはちょっと違うのでは・・・・と思った瞬間、さらに驚いたのは

横にポン酢が用意されていたこと。

うちの家族は北京ダックにポン酢つけて食べたのか・・・と

なんとなく脱力しながらも食べてみると、悲しいことに

これが意外と食べられました。

なんだかなぁ。


次回は絶対に、現地で肉汁の出るような熱々の北京ダックを食べます。