日本に来て、ある日、中華料理屋でタンタン面を注文した時のことです。
なんと持ってきたのは、思ったとおりのタンタン面ではなく、ラーメン風のものでした。
タンタン面は四川料理の中ではごく普通の家庭料理ですが、本場のタンタン面はスープが入っていないのです。タンタン面の名前の来由というと、昔売り子は面を載せる籠を棒で担いで街を回りながら売るので、スープが入ると不便なので、スープがないのです。その棒のことを四川方言でdandanと発音するので、タンタン面になっているわけです。
皆さん、本場のタンタン面を食べてみないでしょうか。それでは、四川省へようこそ!
劉鍵