“おバカ競技”勢ぞろい 東京オンリーピック
東京・新宿のバルト9で6月30日、「東京オンリーピック」のメディア向け試写会が開催された。4年に一度のヴァーチャル・スポーツ競技大会と銘打った東京オンリーピックとは、15人のクリエイターによるアニメーション、CG、パペットなどを用いて制作された架空のスポーツ映像で、全12作品で構成されている。総監督を勤めるのは、2人の選手が1組のスキー板を使ってジャンプする「スキージャンプペア」の制作で広く知られる、真島理一郎監督。4年に一度と言いながらも、開催は今回が初めてで、2008年北京オリンピックと全く同時期の8月8日~8月24日まで、新宿バルト9にて公開される。
東京オンリーピックの競技種目を覗いてみると、まずは東京と大気汚染をテーマにした「土鳩ダンサーズ」によるオープニングセレモニーで開幕。その後、地獄の亡者からバトンを受け取り(憑依)ゴールを目指す「女子ヘルマラソン」(水野貴信)、靴の飛距離を争うブランコ系競技「ブランカー」(筧昌也)、重さ10kg直径25cmの鉄球を使用した「男子鉄球玉いれ」(中野裕之)など、子供が思いつきそうな架空のスポーツを、立派なオトナがどこまでも真面目にCGやアニメーションで作りこんでいる。
当日、会場には真島監督を始め10名のクリエイターが集合。東京オンリーピックの企画について真島氏は、「スキージャンプペアの制作以来、第2弾や他のスポーツで似たような映像を作って欲しいという声をいただきましたが、二番煎じになることもあり、自分の中でモチベーションが上がらなかった。しかし、4年に1度のスポーツの祭典という形で、自分以外のクリエイターの作品を見られるなら楽しそう、ということで企画のきっかけが生まれた。また、短編映画などは面白いものを作っても、なかなか名前が表に出てこないこともあり、こういった形でクリエイターが集まって、盛り上がれればと思った」とのこと。企画当初は1人の持ち時間10分前後のだったはずが、少しずつオーバーした結果、海外からの参加作品は本編から外れて、DVDに収録および、劇場の特別スペースでのみ公開される。また、不定期ではあるが本物の土鳩ダンサーズのダンスが披露されるということ。ぜひ劇場に足を運んでほしい。
出典:スポーツニッポン