北京五輪のムードが高まる今、必見の映画「カンフー・パンダ」 | サンデーボクサーパンツ

北京五輪のムードが高まる今、必見の映画「カンフー・パンダ」

ジャック・ブラックやルーシー・リューが語る製作秘話をチェキ


「今回いろんな即興を入れることができた。そこがいちばん楽しかったね」

 今、パンダが熱いぞ! 北京オリンピックを間近に控えた今、激戦となること必至の夏休み映画にも、パンダがエントリー。そう、ドリームワークスが放つ「カンフー・パンダ」である!


 カンフーが大好きで、知識だけは一人前のぐうたらパンダが、ひょんなことから伝説の戦士に選ばれて、師匠の元で厳しい修行を積んでいく。そして最後には、悪の武術家との決戦に挑む。ユニークな内容はもとより、いつもながら、日米の豪華ボイス・キャストにも期待が高まっている。


 そこで「カンフー・パンダ」の主人公ポーの声をあてたコメディ・スターのジャック・ブラック、マスター・ヘビ役のルーシー・リュー、マーク・オズボーン監督、製作のメリッサ・コブが来日し、記者会見が行われた。


「スクール・オブ・ロック」(2003)以来6年ぶりの来日となった、ジャック・ブラックは


「日本のみなさんも、プレスのみなさんも大好き(会場・爆笑)。これほど誇りに思える出演作ってそんなにないと思う。本作で世界を回れてとても幸せだよ」とノリノリの様子。Tシャツもちゃんとパンダだった。


 マスター・ヘビ役の声がとってもセクシーだったルーシー・リュー。


「コンニチハ、ハジメマシテ! ドウゾ、ヨロシク!」と最初に日本語で挨拶し、つかみOK!


「東京に来たのは5回目ですが、日本も日本の方々も大好き」


 マーク・オズボーン監督は、短編アニメのキャンペーンに続いて2度目の来日だったという。


「私も東京大好き! プレスの方々も大好きです(笑)。日本のみなさんはアニメが大好きだということで、今回長編アニメをご紹介できるのが嬉しいです」


 ちなみに、ドリームワークス社CEOのジェフリー・カッツェンバーグが91回目!の来日と聞いて、「おお~!」と思わず歓声を上げるマスコミ陣。そういえば、何度もお目にかかってる気がする……。個人的には、よく数えてるな……と感心。その後


「この映画は、日本のアニメの影響をずいぶん受けてます」ともアピール。


 劇中で、ダスティン・ホフマン扮するアライグマのシーフー老師と見事な師弟関係を見せているポー。そこで「もし、本当にダスティン・ホフマンに弟子入りできるとしたら、何を学びたい?」という質問が。


「そうですね。まずは、ポーズからお見せしよう!」と、いきなりポーと同じようにカンフー・ポーズを披露してくれたジャックは、マスコミ陣から拍手喝さいを受けながらも


「あ~あ。これでまた指圧をしてもらわないとダメだ」とボソリ(会場・爆笑)。その後は、真面目にこう語った。


「強いていえば、僕は、高校時代からずっと彼の生徒だったと言えるかな。だって、ずっと彼の出演作を観てきたから。『卒業』(’85)や、戯曲の『セールスマンの死』など、いろいろと観ながら学ばせてもらったよ。だから、今回初めて彼と仕事ができてとても嬉しく思うよ。


 また、彼から教わった演技の秘訣があるんだ。彼が録音中に教えてくれたのは『時には叫ぶ台詞よりもささやく台詞の方がより感情を表すことができるんだ』ってことさ」


 そして、ルーシーは、本作で苦労した点についてこんなふうに言っていた。


「いちばん難しくて大きなチャレンジだと思ったことは、共演者がいない中で演技をすることだったわ。通常は、共演者といっしょに演じることで、エネルギーをもらったり、背中を押したりしてもらいながらやっていけるから。その代わり、今回は監督を信じてついていったの。ほとんど目が見えないような状態の自分を導いてもらった。普段とは違ったけど、心はオープンで自由だったの。素晴らしい体験だったわ」


 ジャックも本作でのアフレコをとても楽しんだと言う。


「本作の脚本は、本当に素晴らしいと思った。そして、ボイス・キャストたちに、即興の演技を勧めてくれたのもよかった。いろんな即興を入れることができて、そこがいちばん楽しかったから。それは、カッツェンバーグの作品にはよくあることだけど、即興によって素晴らしいものが生まれるんだ」


 ちなみに、ポーがカンフー・ポーズをする時のかけ声「スクドゥーシュ!」もジャックが考案したものだとか。


 会見後のフォト・セッションで、大きなパンダのポーが登場し、ここでもジャックは、カンフー・ポーズをとったり、ハグをしたりするサービスぶり。いや~、本当に、ジャックはコメディ・スターとして超一流だなあ~、と心から感心。ジャック、いい人!!


 もちろん本作は、ユーモア溢れる動物キャラやアクションが見どころの映画だが、ダメダメのパンダが一生懸命に夢を叶えていくという成長ぶりや、師弟愛、親子愛など、たくさんのメッセージが込められているところがまたいいのだ。ぜひこの夏、本作を見て、オリンピック・ムードを高めよう。

出典:ウオーカープラス