蘇州

水郷の街。蘇州。


7/14

上海⇒蘇州へ移動。

友人と昼過ぎに待ち合わせをし、上海不夜城バスターミナルへ向かう。

彼女はこれから郊外の友人の所へ訪れるらしく、同時刻に出発。

ココからが本当の一人旅の始まり。


上海-蘇州の運賃30元(400円程)。所要時間2時間。

不夜城ターミナルを出発し、10分ほど進むとなぜか停車。

どうやら大型バスに乗り換えるらしい。

「換車??」と他の乗客に聞くとそうだとぶっきらぼうに返答される。。。

バスには特に行き先を表示するものも無く・・・色んな運転手に聞きまくり蘇州行きを発見。

指定席なはずだが、乗客は思い思いの席に座っている。。。何と中国らしい事か。。。

そんなこんなで2時間程移動し、蘇州着。


蘇州には多くの外資企業(日系多い)が工場を抱えている。

空調関連のDAIKINや電子部品THKなど。(株をやっているので少しは蘇州進出企業名知ってる)

その為か郊外でも街がすごく整備されていた。


長距離バスターミナルに着くと、本来は北ターミナルに着くはずだったのに、南ターミナルに到着した。

はぁ・・・また予定が狂う。

とりあえず基本となる現地の地図を買い、外に座り現在位置の確認。

しばらくすると人力3輪車のおっちゃん達に囲まれた。。。ウザイ。

でもしばらく話しているうちに仲良くなり、客のいない暇な彼らと色々雑談していた。

「なんでお前は普通語ができるんだ?」という意味不明な質問をかなりふっかけられ。。。

「留学生は普通語を普通は勉強するから・・・」と答えておいたが。

とりあえず「日本人は好きだ!」と連呼していたオッサンに、

市内中心部まで5元(70円弱)で連れて行ってもらう。その距離5~6km程。

人力なので猛暑の中、息あがるおっさんに途中でなんだか申し訳なくなってくるほどだった。


私「100元以下で泊まれるとこはないか?」

おっさん「蘇州は観光地でそんな安いとこないし、外人だからムリだ」と返答。

おっさん「100元多なら知ってるとこある。」

私「150以下でなら考える。とりあえず行って。」


という事でおっさんおすすめのホテルに到着。

外見はともかく、部屋はものすごいキレイだった・・・しかも服務員は200元(2700円)だ!と言う。

オッサンの言ってた事と違って・・・高い。高過ぎ。

でもおっさんと一緒に20分くらいかなり粘って交渉し、

2泊するからという事で125元(1700円弱)/泊まで下げる事に成功。


部屋を決めると荷物を置き、すぐに蘇州駅へ向かい次なる目的地への切符を買いに行く。

行き先は「杭州」。

中国では早めに切符を買っておかないと切符がなくなってしまうのだ・・・

今回は本来「ウイグル地方」への旅行を考えていたが、切符が買えず断念したくらい。

後で考えれば、杭州はすぐ近くだし便数も多かったので焦らずとも買えたと思うが。。。


切符購入が成功すると、その後は蘇州の街並を散歩。

水郷の町という事で人々の生活に「水」が溶け込んでいる。

初めて中国の昔ながらのキレイさを味わう事ができた。

すごく落着く場所だなと思ったし、

居心地がすごくいいとすぐに感じる事ができた。


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7/15

蘇州2日目は世界遺産ともなっている「留園」に足を運んだ。

が・・・・・・

確かにキレイなのだが。。。。

やはりあまり興味が無い。

ツマラナイ・・・。

どこいっても観光地ってなってるとこは、

基本的にそれほど興味が無いのは相変わらずかも。

その後、町を散策。そうするとフェリーターミナルを発見。

なんとフェリーで杭州にいけるとの事がわかった。(所要時間13時間強)

列車の切符キャンセルしてフェリーで行きたいなとも思ったが。。。

列車だと4時間程度で着くという利便さに負けて今回はやめ。


こうやって急遽変更を考えるのが出来るのが、『一人旅の醍醐味』


その後は夕方に川べりを散策していた。

川のほとりで座っていると、独りの爺さんが声をかけてきた。

そして釣りを楽しむ?(ヒマを潰してる)爺さんと2人で会話していた。

「蘇州も昔と比べたらすごく変わった。」

「今の蘇州もきれいだが、昔はもっとキレイだったんだ。」

とその爺さんは1時間ほど語ってくれた。

でも魚は一向に釣れる気配もなく・・・

爺さんは魚を入れる大きなビク持って来てたけど・・・

その中には1匹足りとも魚がイナイ・・・。


これからも頑張って下さい。蘇州の爺さん。