君の生まれ育ったこの街で、僕は君を喜ばせる事、出来るだろうか。もがき、苦しみ、疲れ果てて、男にとって大切なプライドというものもいつしか見失いそうにもなって。



だけどひとつだけ間違いないのは僕も君もこうして共に確かに生きている。幸せというものを忘れてしまいそうになっていた僕をどうか許してほしい。

君の生まれ育ったこの街で、僕は必ず、必ず置き去りにしそうになってしまっていた青春を今一度取り戻すよ。


10年前の出逢ったあの頃よりももっともっと君の笑顔を見たいから。