歯医者新人面接・4 面接の達人(下) | ちえ☆ライブラリー

歯医者新人面接・4 面接の達人(下)

面接当日は当然気を抜いてはいけません。
普通、そんな人はいませんよねー。

でも、そんな人が居るんですよ・・・まさかですが。

医院の扉を開け、「失礼します」と入ってくるまでは普通。
しかし、面接官が先生じゃなく、この私だと理解した瞬間・・・

「な~んだっ!ここ、先生が面接するんじゃないんだ!!楽勝、楽勝っ!!」

といわんばかりに急に表情が明るくなり、目つきが変わる。
「この人なら、たいしたことないわ!」
顔にそう書いてある人が何人か居る。

私、人の表情読むのには結構自信がある。
事実、そんな人は私にタメ口で会話してくる。馴れ馴れしい。

あのね!あたしはね、先生から依願されて面接官やってんのよ。
一切の責任が掛かってるから、先生よりも判定は厳しいのよ!!
そんな礼儀も節度もわかんないようなアンタを雇うはずないわよ!
歯医者は患者さんとのコミュニケーションにも気を遣うんだよ。
節度のないイメージを患者さんにもたれそうな人間はお断りなの!!

それにね・・・アンタ、私をいくつと思ってんのよ?(苦笑)
言っとくけど、結構年上だよ?同世代と勘違いしてないか?!

(今回、辞める彼女にも、雇った際、最初歳を聞かれて仰天されました。実際は彼女とはひとつしか歳が変わらないのに、面接で会ったとき5歳以上歳下だと思われていたらしい。だから面接などのこういった状況時、私は童顔なので相手にナメられる事が多々ある。困ったもんだ)


それと、相手に「ここに応募した理由」を聞くと、こんな回答をよく聞く。

「条件がよかったからです」

その回答が有効だと信じて疑わない口調でそれだけを答える。

私は、こんな言葉だけを口にするひとは信用しない。

条件がいい。ただ、それだけで仕事は勤まらないぞ。
実際働いてみたら、自分の想像と違っていた・・・なんて
良くある話しだし、どこの職場でもそうだ。

実際働いてみて、「思ったほど条件が良くなかった」時、
あなたはどーするの??
歯を食いしばって頑張る? それとも、辞めてしまう?

恐らく、まず辞めちゃうだろうよ。私はそう思うけどな。

本当にやる気があるのなら、「応募の理由」は他の事を言うだろう。
「歯科医療に興味がある」
「手先に自信がある」
など。
その上で、「ここは仕事条件も良いですし」と付け加えるだろう。

「適当な職についてお金をもらえればそれで良い。」
そういう思いが、「応募の理由」の回答に如実に出る。
私は、面接官として相手のそういうところを見ている。

本気で歯科医療に従事したい!私はそう思う人に仕事を任せたいのだ。

そして歯医者の仕事を「綺麗な仕事」と勘違いしている人がいるが
本当はそうじゃない。
白衣を着て、可愛く仕事している・・・なんてただの思い込みだ。

実際は
「毎日ドブ掃除をしているに等しい」ほど、汚い仕事である。

人のツバや血液は飛んでくるし、血のついた器具の洗浄を一日中やっている。
とても綺麗な仕事とは言えない。
しかも一日中、立ちっぱなしだよ。

「条件がいい」
給与や交通など、ただそれだけの面で判断してもらっては困る。
雇った後で、「こんなはずじゃなかった」と
辞められたらこっちが一番困るんだよ。

辛さも大変さもすべて覚悟できる人間に来て欲しい。
やる気と責任感があれば、後はしっかりこちらがサポートする。

だからこそ、履歴書、電話、実際の会話の状況。
全てを統括して、それに適う人材を最終候補にする。

そうなると、やはり数人しかいない。
面接の達人とは、常識豊かな人しかそう呼べない。

さあ!今やってくる新人さん、頑張って全てクリアしてね。(はあと)