相続問題のお話です。



義父の会社を継いだ夫さん。

ホントに小さな小さな会社ですが…。



私が夫さんと結婚しても

お義父さんは当分引退するつもりはないから

あんたは何もしなくていいと言うので

外へ働きに出ていました。



妊娠を機に

私は一旦専業主婦に。


出産後落ち着いたら

またどこかで働こうと思っていたけど


息子くんの障害のことがあり、

義父もそろそろ引退するという時期と重なり


私が会社の

事務的な事を引き受けることに。



そして蓋を開けてみれば…

事業承継についての

対策が何一つなされていない事を

知ることになったわけで。


決算書を見て愕然としました真顔



義父からは

会社の株は全部夫さん名義になってると

聞いていたのだけど


実際は

全ての株が義父の持分のままでしたネガティブ



十数年前から

夫さんが社長として継いでいるのに


自社株一つ持っておらず

ただの雇われ社長状態のまま…



対策を促すと義父は、


夫以外の相続人となる

夫の兄弟達には、

夫さんが会社を継いだのだから

自分の遺産は全部夫さんに渡すことを

いつも言っているし、


その代わりに

夫さん以外には

何度もお金を出してあげたり

渡したりしてきたから

何も言わせない!

※対策としては

ホントに何の意味もありません…。



自分の子だから

みんな争いなどせずわかってくれる、

何もしなくても大丈夫だ!

と言い張り


私から言った後も

生前贈与も遺言書を残すことも

何一つ自分からはやってくれませんでした。

 


他の相続人が

相続放棄するなんて、

んなわけあるかーい😩

って内心思ってましたけど、



案の定…



ほどなくして亡くなった

親族の遺産をめぐって

骨肉の争いが勃発ドクロ


相続人は夫の兄弟達のみの状況。



それが…

遺言書が無ければ等分となるのに


死んだ親族には

自分が一番多く会いに行って世話してるから

自分だけが遺産を

もらう権利がある主張するA!


夫さんが

義父の会社を継いで

お金をたくさんもらってるだろうから

お前はもう金は十分あるだろう!ニヤ

憶測と決めつけと勝手な謎の理屈で

夫に相続放棄しろと迫るB!


はい、案の定この有様でした魂



義父が亡くなったら一体どうなるのか…

想像するのも恐ろしすぎますネガティブ




義父の財産は、

会社の株や

土地建物などの

現預金以外の遺産の方が多いため


もし今義父が亡くなることがあれば


会社存続を考えるならば

私たちが貯めてきたお金までも

他の相続人に

払うしかなくなります。



対策は色々あったので

専門家の方にアドバイスをもらい

義父がその手続きを進めようとすると


他の相続人(義父の子ども達)は

その手続きに協力しませんでした。



そりゃそうだ。


自分たちの取り分が減ることにわざわざ

協力するわけないなと思ってましたよ凝視


話によれば

お金を渡す代わりに

遺産のことは何も言うなよ、と

言い聞かせてきたとの事で、

そんなのホントに

何の対策にもならないのに…


「今まであいつらには

散々良くしてやったのに!」

と義父はぼやいていましたが


そうでしょうよ…

当てにするでしょうよ…

あの様子なら…。



義父も

夫さんのおかげで

自分の財産が増えたという

自覚はあったらしく


このままでは本当に

夫さんが会社を存続させることも、

私たち家族の生活さえも

困難な状況になるかもしれないので、

ようやく相続対策に

乗り出してはくれました。



取引銀行の方や

銀行さんから紹介された専門家、

顧問税理士さんなど

あれこれ助言をしてもらって


遺言書については

きちんと残してもらうように、

ようやく弁護士さんと

委任契約を結び、


先日ようやく

夫さんに多く渡るように

公正証書遺言を残してもらいましたが、


ここまで辿り着くまで

本当に大変でした。



弁護士費用が高いなら

もう

対策しないでそのままでいい!とか


俺が死んだ後のことは知らん、

みんなで等分すればいいんだ!とか


「あんた(私)がグズグズして

さっさと対策しないから!

俺は早くやれって言ってるのに」


って税理士さんの前で

罪なすりつけ発言したり

(税理士さんはもちろんわかってるから

後から私に同情してくれましたが苦笑)


あんたがグズグズしてるから

弁護士に

(相談料の)金ばっかり取られるし、とか

責任転嫁がすごくてもやもや


事業承継対策を怠ってきたのは

お義父さん自身なのにむかつき


おまけに

最近胃が痛いのは

私が遺産のことをあれこれ言うせいだとまで

言い出したり。



義父が自分の死んだ後のことを

あれこれ言われるのは

いい気がしないだろうことは

私は100も承知です。


それでも

事業承継の対策をしなければ

夫も私達も本当に困ることになるので


夫さんに一番多く渡すっていうのなら

何かしら形に残してって感じで。


自分の子どもに

会社を譲ったのならば、

せめて自分の子どもが

困ることにならないように


事業承継対策は

前社長としても

親としても

当然にやらなくちゃだし、


そして

親から会社を受け継いだのならば

社員を守るためにも

自分からも事業承継について

積極的に対策してもらえるように

親に働きかけるのも

経営者としての責務ですよ…。



流石に

私のせいでストレスで胃が痛いなんて

どうにも我慢ならず



「このままだと

明日にでもお父さんが亡くなれば

主人も私たち家族も

困ることになるのは

何度も話しましたよね?


夫さんが自分で対策する時間もないし、

自分の親には言いづらいだろうし、


お義父さんにも

なるべく負担にならないようにと、


私が中心になって

あれこれ動いてきたつもりですから


感謝される事はあっても

ストレス源だと言われるとは

正直思ってもいませんでした。


そもそも

お義父さんが何も対策していなかったから

今こんなことになっているのに、

私のせいで胃が痛いなんて

責任転嫁にもほどがあります!


お義父さんが一線を退いてからも

ずっと報酬がもらえていたのは

あの人が

頑張ってくれたからじゃないんですか?


それなのに

何も対策してあげないなんて

あまりに可哀想すぎます。


それでも、

お義父さんが本当に

費用を惜しんで何の対策をしないのならば


私もお義父さんがもし倒れても

絶対に面倒は見ませんので

そのつもりでいてくださいねにっこり



こんな感じでついにブチギレメラメラ爆弾ドンッ




すると義父は


「あんたがしっかりしてくれてるから

〇〇(夫)も助かってる。

まぁこれからも頼むわ。


〇〇が頑張ってくれたから

俺もお金には不自由しなかったし

感謝はしてる。


早いところ弁護士に頼んで

ちゃっちゃと遺言作ってもらってくれ」


と手のひら返し。



そこからはとにかく

あれやこれやと進めて、

ようやく遺言を残してもらえた、

という状況です。



まだ他にも

不動産や株など、

何かしらまだ贈与してもらうなどの

対策は必要ですが、


もしも本当に

遺言無しに義父が亡くなっていたら


私たちの老後と息子のために

コツコツ貯めてきたお金が

ホントにぶっ飛んじゃうところでした魂が抜ける



中小企業や個人事業主で、

ご主人が跡継ぎになっている場合、


ほとんどの方々が

事業承継対策は

していると思うのですが、


うちは大丈夫かな…って

一度は

確認してみると良いかもですね指差し



しくじる寸前の我が家でした。