ぜんぜん子育てとは関係ない話です!


事業承継や遺産に関してのお話なので

興味のない方には

ホントにつまらない内容となっております!




例によって毒吐きブログとなってます笑い泣き




夫さんは長男。

義父から家業を引き継ぎました。


数年前までは義父も会長として

会社に関わって来ましたが勇退してます。


で、もう何年前になるかな…


まだ10年は経っていないかもだけど

ある日、

お付き合いのある

銀行の支店長さんがいらして、

事業承継は進んでいますか?と

ご心配の声を

かけていただいたのがきっかけで…


ではいったいどうなってるのかな?と

夫さんと義父に聞いたら、

夫さんは

事業承継について義父と話しておらず、


義父に聞けば、

長男である夫さん以外には

今までたくさんお金を渡してて、

相続のときは全部長男にやるから

口出しするなよと言ってある!

対策は問題ない!と

全く対策にもなっていないことを

平気で言うので


あぁ…これは間違いなく

困ったことになるなーと

嫌な予感しかなくて真顔



義父の推定相続人は

夫さんを含めて複数名います。


長男に全部遺産をやるからな!と

他の兄弟には常々言っているし、

私の子どもだから

みんな当然放棄してくれるから大丈夫だと

呑気で危機感の無さすぎる義父。


そしてまず、

自社株に関して。


夫さん…

まさかの一株も所有しておらず、

全て義父一人が持っているとわかり、

さすがにぶったまげました真顔


だって義父が言うには

全部長男名義だって話だったのです…チーン


ところが

決算書を開いてみたら

株主の欄には

義父の名前しか載っていませんでしたガーン


おそらく

支店長さんはうちの決算書に目を通して

確信を持って

助言しに来てくれたのだと思います。



株に関しては

譲渡制限株式とかいう規程があるので、

相続人に対して

売渡請求をすることができるのですが、

遺言がないため

このままでは

義父の遺産は

法定相続割合通りになってしまいます。


義父の預貯金などを考えても、

事業を続けるためには

不動産や株の代わりに

他の相続人に

代償金を支払うしか無いようでした。


その

支払わなくてはならない代償金額を

合計したらなんと!


このままでは

数千万円は下らないほどの金銭を、

私たちの私財から

他の推定相続人に

支払わなくてはならないとで札束


自社株の価値が想像以上に高く…

このままではこれが現実に無気力


しゃちょーさんである夫さんですが、

サラリーマンとして働いているのと

さほど変わらない報酬しか

貰えていないのが現実…。


何千万円もの現金など

夫婦の預貯金を

切り崩しても到底足りません。

うちらの老後どうなっちゃうの?えーん


なにより息子くんに

お金を残してあげたくて必死に貯めてるのに

事業を続けるためには

その貯蓄を放出するしか無い??


株価は会社の業績なんかで

影響はされるものの、

下手したら

相続が発生した時には

さらに株価が高くなっている可能性も。


そこで顧問税理士さんに

相続対策について

義父や夫さんと

話して欲しいとお願いしたのですが

ちょっとお年を召した先生で

記憶が飛んでしまうのか

なんだかちっとも話が進みませんでした。


銀行の支店長さんに

愚痴ったところ、

早急に対策したほうがよいですよ!と

会長と社長に何度か話してくれ、

相続に問題に強いとする税理士さんを

紹介してくれたので、

少しは事業承継対策もすすむとばかり

思ってました。


わたしも夫さんの妻で、

間接的に利害関係はあるから

あまりでしゃばるのもな…と思い

専門家に繋がれたという安心感で

それ以上は深入りしませんでした。



…だけどそれが甘かった。



この数年の間に

唯一対策していたのは

年間110万円以内の

(一年間に贈与税のかからない範囲)

株の譲渡をたったの2回やっただけ…。


銀行さんから

ご紹介いただいた税理士さんとは

無料相談を一度やっただけで

その後も継続して

相談などしていなかったのです滝汗



マジか…

遠慮して口出ししなかったことを

激しく後悔。



数千万円の対策しなくちゃなのに

110万円以内に抑えた暦年贈与だけ…?


数年かけて

たったの数株しか

しゃちょーさんに渡っていませんでした真顔


遺言書もいまだに

用意してくれていませんでした。



実はこの間に、

夫さんの母方の伯母が亡くなり、

義父の推定相続人と同じ人が

この伯母の相続人でもあったのですが、


相続人Aさんが

自分が一番伯母の世話をした!

伯母にも遺産は

自分が全部貰うようにと言われていたと、

伯母の遺産は本当なら全部自分のものだと

主張していました。


事実としてAさんは

伯母が老人ホームに入ってから

何かのときにはお世話をしていたのですが、


一方で夫さんも

伯母の実家の手入れ、

お墓掃除やお参りには定期的に行っており、


伯母が亡くなった際には

葬儀をし、

お墓に納骨もしました。

そのときに夫さん以外は

都合がつかなかったと

誰もお見送りには

来なかったようです。


Aさんと夫さんは

自腹を切って

伯母に関する

お世話をしていたのですが、

とにかく伯母の遺言が無かったため


相続割合で大揉めになったのです驚き


夫さんが負担していたうちの、

最後の葬儀など領収書のある分は

立て替えたつもりだったので

伯母の遺産から出して貰えないかと

話したそうですが、


相続人Aさんが

自分だって新幹線に乗ったりして

伯母のためにたくさんお金を使っているから

それは認めない!となりました。


他の相続人は

Aさんが一番伯母に

寄与していたという主張は無視、

とにかく遺言は無いのだからと

あくまでも法定相続割合でと

言い張り…


1年以上は

こう着状態だったと思います。


結局、

夫さんが

自分の相続の半分を

相続人Aさんに渡すことにし、

それ以外は法定相続に基づいた配分とし、

遺産分割協議は

どうにか丸く収まったものの…



これはもう…

義父が亡くなったときには

この推定相続人では

更なる地獄絵図となるのは必定滝汗

と私も悟り、



どこまでも楽天的すぎな義父に、

とうとう

対策を促すことにしたんです。



義父は夫さんに財産を全て

渡すつもりでいるとの意思は

何度も確認した上で、


公正証書遺言ができるまでの

とりあえずの対策として


相談している間に

万が一があると

ホントにえらいことになるので


内容的に問題はあるものの

全財産を長男に相続させる、的な

遺言書をとりあえず書いてもらいました。



顧問税理士さんが

あまり相続の相談には

積極的に関わってくれなかったので

遺産対策は

他の方にお願いしようと言うと

私に全部任せた!と

丸投げされたので不安



以前銀行の方から紹介していただいた

税理士さんに相談に乗ってもらい、

義父が持っている現金を

ある程度贈与税を支払う事になってでも

渡した方がよいとアドバイスがあり、


義父にはアドバイス通りの金額を、

夫さん、私、息子くんへ

それぞれ贈与してもらいました。



だけど遺言書に関しては

結局税理士さんから

うちのケースでは

弁護士に依頼したほうが良いと言われ…


義父は

税理士さんに報酬を払ったのに

結局対策がそれだけでは終わらず

弁護士に頼めとなる位なら


最初から

弁護士に全て任せておけばよかったのに、

無駄金を払わされることになった!と

私にチクリと嫌味を言って来ました不安


いやいや…


元はと言えば

夫さん以外にお金をばら撒くことで

相続時に

他の相続人には放棄してもらうなんて

そんな方法を

本気で対策になると考えた義父のほうこそ

平和ボケにもほどがあるやん!と

私は正直思うのだけど。



株式会社となるときに

当時会長の義父だけを

株主にしていたこと自体

そもそも不思議。


私にはよくわからないのですが

このときに夫さんが

せめて半分でも

出資すれば良かったのでは?と思います。


これは株式会社になるときに

顧問税理士さんに任せていたら

こうなったという事らしいのですが…


対策ができていなかったため

大変なことになるとわかり


夫さんは

「もうお父さんが生きているうちに廃業して

個人事業主として細々やっていこうかな…。」


とついこぼしたことが悲しい


職人肌で

本来は経営者には

あまり向いてないタイプなのですが


主人の人柄と仕事ぶりに

信頼を寄せてくれる先があるので

ありがたいことに

お仕事をいただけてます。


従業員さんもいますから

簡単に廃業することは

現実問題選択肢には入れられないのですが

実際問題、

今義父が亡くなったら

ひじょーにまずいことになりそうです。




義父も

夫さんも

そして私も

現実を直視できていなかったのが

一番の敗因?ですが…。


義父が

夫さん以外の

推定相続人に渡していたお金に関して

証明ができるのならば、

まだ少しは

やりようがあるのかもですが、


ざっと義父の記憶から

辿ってみた限りでは

Bさんだけでも

3000万円近く贈与されているらしく札束


弁護士さんにお任せして

私たちの私財の流出は

最小限に抑えられればありがたいのだけど

一体どうなるやらです。


私なんて

義父が

夫さんに全部譲るつもりだと言うから

義父の意向から外れないように、

もちろん

事業に差し障りが出ないように

できる限りのことをしているつもりだけど


親族には

がめつい嫁だ!

と義父に陰口も叩かれてます悲しい


こうなるとは思ってましたけど、

やっぱり頭には来ますねプンプン


そもそも誰のせいやねん!って。


ま、長男の嫁ってそんなもん?って

もう割り切るしかありませんな。



家業を継いでいる方やそのお身内の方、

ある程度ご両親が資産をお持ちの方で、

推定相続人が複数いる場合など…



うちを反面教師に、

相続対策は是非お早めに真顔


そんなお話でした。